VYM(バンガード米国高配当株式ETF)はキャピタルゲインとインカムゲインを狙える高配当ETF!

銘柄分析

2019年のデータを反映、株価は2月末時点での数字を入れています。

バンガードのホームページにわかりやすくまとめてあるので記事にするか必要性に疑問がありますが、一応毎年反映させていきます。

VYM銘柄情報

米国高配当大型株で構成

 大型株のなかで、配当利回りが市場平均を上回る銘柄で構成されるETF。名前の通り米国株に限定され、現在406銘柄で構成。

 配当利回りが3%程度のETFで、高配当といえる分類でしょう。

構成銘柄の比重も偏りがあって特徴的な銘柄です。

VYM詳細

VYM基本情報(19/6/15時点) 
ティッカーVYM
ベンチマーク高配当米国大型株
設定日2006/11/10
手数料0.06%
運用資産$261億
配当利回り3.44%
株価$82.50
分配回数4回(3,6,9,12)

手数料驚異の0.06%。手数料競争激しい業界ですが、この水準を維持、向上してくれると良いですね。

また運用資産は現在261億ドル、兆円単位の運用と末恐ろしい銘柄。これが上場廃止はないでしょうね。米国ETF内でも27位とかなり凄い。

ちなみに昨年この記事を書いた時は、運用資産ランキング30位でしたので、ちょっと上昇。

ヴァンガード社で最も人気があるETFはVTI( バンガード トータル ストック マーケットETF )で、こちらは1380億ドルとVYMの6倍の運用資産です。やばい。

配当推移

分配金は右肩上がりになっております。米国全体が増配傾向であることが分かりますね。他のETFの配当利回りが1~2%であることを考慮すると、3%超えは中々頑張ってると言えます。

約束されたものではないですが、今後も増配は続いていくと考えられます。

現在連続増配9年です。

米国そのものが日本と違い増配と株主還元を重視する風土ですし、増配年数が数十年を超える企業が非常に多いです。

米国株を取引すると、米国と日本で二重課税になる(重なった部分は確定申告で取り戻せるけど)けど、それを補って余りある魅力が米国市場にはありますね。

配当利率推移

配当利回り推移は2011年後半から安定して2%後半~3%前半を推移してます。(最初階段みたいな推移はデータが2010年の途中からしかなく、年間配当金が4回分(1年分)貯まるまでのもの。)

先程の分配金推移を見れば分かりますが、株価が上がっていて結果利回りが常に同じという結果になっています。

買いに入る水準としては、ひとまず3.2%程度でしょうか。

この記事を更新したのが2020/2/28のデータを参考にしていますが、ちょうどコロナウイルスで株価が下がっており、3.5の利回りに近づいています。

完全に買いの水準だといえますね!

チャート推移

リーマンショックで$60付近まであったのが$30近くまで落ちていますが、その後の好景気の流れに上手く乗ることが出来、いい感じに右上がりとなっています。

景気後退しても配当利回りが3.5%を中々超えないところを見ると、インカム狙いであればいつ買ってもあんまり変わらない感じでしょうか。ただ、3.2%が一つの目安にはなると思います

今後世界経済がリセッション入りすると考えると、配当利回りは上昇する(株価が下がる)とおもいますので、拾えそうなところで拾っていきます。

リセッション入りしたら、減配の可能性がありますね。

あくまでETFで連続増配にこだわる個別株ではないことに注意すべきです。

セクター別ポートフォリオ

金融、消費財、ヘルスケアが多く、電気通信素材公益が少ないです。

消費財がおそらく生活必需品セクターのことだと思われます。消費サービスがアマゾンとかだよね……。

基本的に高配当銘柄は金融に多いというのはありますね。またVYMは不動産株を組み込んでおりません。

REITは除外されています。その理由は、米国内国歳入庁(IRS)の定める適格配当(qualified dividend)に対して、現行適用されている優遇税率が、REITには適用されないためです。

バンガード・インベストメンツ・ジャパン/VYMファクトシート

説明するまでもなく税制上の問題ということです。これと合わせて不動産セクターのETFを購入するのもありかもしれませんね。

また上記ファクトシートにはリバランスは年1度と書いてありますので、次のリバランスまではこの構成でいくようです。

構成銘柄(上位30銘柄)

銘柄ティッカー構成比
JPMorgan Chase & Co.JPM3.91%
Johnson & JohnsonJNJ3.75%
Procter & Gamble Co.PG2.92%
Intel Corp.INTC2.64%
AT&T Inc.T2.61%
Exxon Mobil Corp.XOM2.50%
Verizon Communications Inc.VZ2.33%
Coca-Cola Co.KO2.12%
Merck & Co. Inc.MRK2.06%
Pfizer Inc.PFE1.97%
Chevron Corp.CVX1.94%
PepsiCo Inc.PEP1.89%
Cisco Systems Inc.CSCO1.87%
Comcast Corp. Class ACMCSA1.84%
Wells Fargo & Co.WFC1.70%
Citigroup Inc.C1.54%
McDonald’s Corp.MCD1.53%
Walmart Inc.WMT1.53%
Bristol-Myers Squibb Co.BMY1.40%
NextEra Energy Inc.NEE1.24%
Amgen Inc.AMGN1.23%
Philip Morris International Inc.PM1.22%
International Business Machines Corp.IBM1.21%
AbbVie Inc.ABBV1.14%
Eli Lilly & Co.LLY1.13%
Broadcom Inc.AVGO1.12%
Texas Instruments Inc.TXN1.07%
Linde plcLIN1.03%
Lockheed Martin Corp.LMT1.00%
QUALCOMM Inc.QCOM0.92%

上位30銘柄で全体の約54.3%を構成し、さらに上位10銘柄で26.81%を構成してました。

全体的に高配当の優良株が上位を占めているように思えます。ただ単に高配当を構成するのとは違い、会社の永続性、規模などを考慮したポートフォリオと言えます。

トータルリターンでは他のETFに劣るか?

登場から10年ということで、同じバンガードのVTI,VOOと比べてみました。

VOOが一番若いので、とりあえず2011年からの8年間で比較。

右側のトータルリターンを見ると分かりますが、リターンはVOOやVTIに劣っています。

ボラティリティがVYMが目立って少なく、ディフェンシブ的動きをしてます。事実セクター別だと第2位、第3位が生活必需品、ヘルスケアとディフェンシブ銘柄で構成されておりある程度ディフェンシブな動きを目指しているようにも思えます(大型バリュー株が大半ですしね)。

VYMはリーマンショックを経験しているので、他社になりますがスパイダーのSPYと2006年12月1日から比べてみましょう。

トータルリターンは31%も違いが出てしまっていますね。

特に2019年で差がついているようですが、数年後にこれが誤差となるかはまだわからないですね。

S&P500と違って高配当なので不労所得を得つつキャピタルを狙うとこうなるということでしょうかね、10年後どうなるかわからないけど案外配当金再投資をすればS&P500をこえるかもしれませんね、下落相場ではVYMはS&P500よりも少しディフェンシブです。

インカムキャピタル両方を狙えるETFです

トータルリターンを狙うという点では若干S&P500に劣ると思われます(もっともっと長期で比較しないとなんとも言えませんが)。

しかし、分配金の最大のメリットは”現金が手に入る”という点です。

アーリーリタイアを目指す私は、株を手放さず現金が手に入る配当金に価値を感じます。再投資をする際も、現金であれば自由に選択して投資先を選べます。

また順調にキャピタルが増えており、欲言えばインカムキャピタル両取りができる、悪く言えば器用貧乏なETFと言えます。

とりあえず投資してインカム、キャピタルが増える喜びを感じたい方におすすめできるETFでしょう。

それではまた次回お会いしましょう!

※VYM,SPYD,HDVの3つを比較した記事があります。

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