HDV( iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF )は75の高配当銘柄で構成されるETF!

銘柄分析

BlackRock社の高配当ETFです。他社の高配当ETFとしてはStateStreet社のSPYDやVanguard社のVYMがありますね。

以下HDVについて検討しました。

HDVの銘柄情報

HDV基本情報(19/8/15時点) 
ティッカーHDV
ベンチマーク モーニングスター配当フォーカス指数
設定日2011/3/29
経費率0.08%
運用資産$72.2億
配当利回り3.39%
株価$92.10
配当回数4回(3,6,9,12)

※モーニングスター配当フォーカス指数とはモーニングスター社が算出する①財務の健全性が高く、②継続して平均以上の配当を支払う事ができる、③利回り上位75社の銘柄で構成された指数です。

※同指数は4半期に一度構成を組み替えているため、HDVの構成も四半期に一度変更されています。

特徴

【低い経費率】

経費率は低めになっております、比較対象として上げられるVYMは0.06%、SPYDは0.07%ですがこの程度は誤差と言えるでしょう。

【VYMより高く、SPYDより低い分配利率】

配当利率は2019年8月15日現在で、VYMが3.20%、SPYDが4.78%です。過去4年間平均でもVYMは平均3.20%なのに対してHDVは3.78%でした。

SPYDはまだ出来てから3年程ですので、平均利回りは明らかにVYM,HDVを超えています。

【運用資産は上位108位】

煩悩の数か。

ちなみにVYMは28位、SPYDは302位と一番規模が大きいのはVYMです。

配当推移

配当金は順調に推移しています。

これは、純粋にリーマンショックから立ち直った後の長期的な好景気を影響を大きく受けています。

2016年に一度景気減速懸念から株価が下がったときがあります。このときは分配金が減っておりますので当然不景気時には分配金は下がると見ていいでしょう。

その時は株価が当然下落しているので、買いのチャンスだし、分配金利回りはさして変化していないと思いますが。

【分配金】

およそ$0.5~0.8で推移しています。今後景気減速した時にどのくらい下がるかが問題ですが、一つ2016年に$0.05ダウンしています。

2015年から2016年にかけてHDVの株価は$78→$70と約11%減少しています。

景気減速により最大株価が約40%ダウンした場合、純粋に乗算すれば0.05x4=$0.2の減配が見込まれます。

しかし、HDVは 構成銘柄が、 持続的な配当金を見込める会社で構成されています。

保守的に見ても、四半期ごとの分配金が$0.5を下回ることは無いと見ていいのではないでしょうか。

分配金利回りグラフ

最初の階段のようなグラフは過去のデータが無いためです。

基本的に3~4%を推移しています。

分配金利回りは過去の分配金を参考に算出しておりますので、株価が下がったタイミングであがりがちです。

そのため、2015年に4%になっているのは株価が丁度下がって、かつ過去の分配が良いからですね。

ですので実際分配金が下がったのは2016年ですので、2017年の配当利回りは低いです。

とは言え利回りが4%とは言わずとも、3.8%近くになったら明確な買い時と言えますね。

チャート推移

最もラッキーなタイミング、長期的な好景気の波に乗ることが出来てますね。株価は$50から$90を目指しています。

高配当銘柄というのは、どうしてもバリュー株で構成されてしまう分成長性に疑念がつく会社が多くなるものですが、このように株価が上昇してキャピタルも狙えるのは素晴らしいと思います。

セクター比率

【セクターの偏りは強い】

セクターとしてはエネルギー、生活必需品、ヘルスケアで実に60%以上を構成しています。

ETFは分散投資が基本となっていますが、やはり配当金を出すセクターというのは偏るものです。

高配当再投資戦略を採用する場合にこの結果は仕方ないと言えます。

数少ない通信情報とかも、ベライゾンですしね。意外とAT&Tが無いのですが、これは財務状況の信頼性から除外されていると見て取れます。

SPYDの構成セクターと真逆をいっていて、実はVYMよりこっちのほうがいいのではないかと思っています。

組入銘柄一覧(キャッシュ等もあり)

ティッカー銘柄名保有比率(%)業種
XOMEXXON MOBIL CORP9.27エネルギー
VZVERIZON COMMUNICATIONS INC6.89通信
JNJJOHNSON & JOHNSON6.57ヘルスケア
CVXCHEVRON CORP6.24エネルギー
PGPROCTER & GAMBLE5.73生活必需品
PMPHILIP MORRIS INTERNATIONAL INC5.59生活必需品
WFCWELLS FARGO5.11金融
KOCOCA-COLA4.68生活必需品
PFEPFIZER INC4.57ヘルスケア
MRKMERCK & CO INC4.15ヘルスケア
PEPPEPSICO INC3.75生活必需品
AMGNAMGEN INC3ヘルスケア
TXNTEXAS INSTRUMENT INC2.3情報技術
MMM3M2.26資本財・サービス
DUKDUKE ENERGY CORP2.04公益事業
SLBSCHLUMBERGER NV1.81エネルギー
LMTLOCKHEED MARTIN CORP1.71資本財・サービス
USBUS BANCORP1.59金融
PSXPHILLIPS1.3エネルギー
WMBWILLIAMS INC1.14エネルギー
VLOVALERO ENERGY CORP1.11エネルギー
OKEONEOK INC1.1エネルギー
KMBKIMBERLY CLARK CORP1.06生活必需品
AEPAMERICAN ELECTRIC POWER INC0.98公益事業
EXCEXELON CORP0.91公益事業
ITWILLINOIS TOOL INC0.86資本財・サービス
ETNEATON PLC0.85資本財・サービス
BBTBB AND T CORP0.83金融
EMREMERSON ELECTRIC0.79資本財・サービス
LVSLAS VEGAS SANDS CORP0.75一般消費財・サービス
PEGPUBLIC SERVICE ENTERPRISE GROUP IN0.67公益事業
XELXCEL ENERGY INC0.63公益事業
WECWEC ENERGY GROUP INC0.59公益事業
ETRENTERGY CORP0.54公益事業
PAYXPAYCHEX INC0.53情報技術
TROWT ROWE PRICE GROUP INC0.53金融
DTEDTE ENERGY0.5公益事業
CCLCARNIVAL CORP0.49一般消費財・サービス
CMICUMMINS INC0.43資本財・サービス
OMCOMNICOM GROUP INC0.41通信
HALHALLIBURTON0.4エネルギー
USDUSD CASH0.39キャッシュ、デリバティブ等
MXIMMAXIM INTEGRATED PRODUCTS INC0.34情報技術
CMSCMS ENERGY CORP0.34公益事業
FASTFASTENAL0.33資本財・サービス
FNFFIDELITY NATIONAL FINANCIAL INC0.28金融
GPCGENUINE PARTS0.28一般消費財・サービス
CMACOMERICA INC0.27金融
LNTALLIANT ENERGY CORP0.26公益事業
HASHASBRO INC0.25一般消費財・サービス
PNWPINNACLE WEST CORP0.24公益事業
BENFRANKLIN RESOURCES INC0.18金融
ORIOLD REPUBLIC INTERNATIONAL CORP0.16金融
XTSLABLK CSH FND TREASURY SL AGENCY0.15キャッシュ、デリバティブ等
WSOWATSCO INC0.14資本財・サービス
JHGJANUS HENDERSON GROUP PLC0.14金融
MDUMDU RESOURCES GROUP INC0.12公益事業
WSMWILLIAMS SONOMA INC0.12一般消費財・サービス
HEHAWAIIAN ELECTRIC INDUSTRIES INC0.11公益事業
EVEATON VANCE COM NON VOTING CORP0.11金融
PORPORTLAND GENERAL ELECTRIC0.1公益事業
NFGNATIONAL FUEL GAS0.09公益事業
ALEALLETE INC0.09公益事業
CBRLCRACKER BARREL OLD COUNTRY STORE I0.09一般消費財・サービス
KWKENNEDY WILSON HOLDINGS INC0.08不動産
MSMMSC INDUSTRIAL INC CLASS A0.08資本財・サービス
NWENORTHWESTERN CORP0.08公益事業
BOHBANK OF HAWAII CORP.0.08金融
CCOICOGENT COMMUNICATIONS HOLDINGS INC0.07通信
AGRAVANGRID INC0.07公益事業
MCMOELIS CLASS A0.06金融
EVREVERCORE INC CLASS A0.06金融
CLBCORE LABORATORIES NV0.06エネルギー
TFSLTFS FINANCIAL CORP0.04金融
PRAPROASSURANCE CORP0.03金融
CNSCOHEN & STEERS INC0.02金融
UBFUTCASH COLLATERAL USD UBFUT0.02キャッシュ、デリバティブ等
AVXAVX CORP0.01情報技術

【上位10位だけで58.8%】

セクターで見るよりこっちのほうがETFの併用の参考になりますね。

てかHDVを保有すれば上位10位までの銘柄要らないのでは?

私が保有しているのはXOM、JNJ、KOです、個別に投資しようか悩んでいたVZやPGまでありますね……。

逆にこの上位10位までの銘柄を多く保有しているのならHDVは不要かもしれません、それくらい構成比に偏りがあるように思えます。

総括

買ってもいいと思います、特にVYMより配当利回りが概して高いのは評価ポイントです。

上位10位の銘柄を一つも保有していないのなら、ありだとは思います。

また、順調にキャピタルゲインを伸ばしているため、優れたETFと言えます。増配傾向にありますしね!

ですが……

【不安点】

組み換えが多い

組入銘柄の偏りが強すぎる

特に上位10位なんて米国株高配当投資家ならどれか持っている銘柄じゃないか?と思いました。

HDVの構成銘柄を見て保有するセクターなどのバランスをフォローしようとしても、簡単に組み換えが起こるのは良くないですね。

特に長期投資をするにおいてバイ・アンド・ホールドもしくは長期的ホールドが主だった戦略になる方には逆に向いてないんじゃないかなぁ。

個人的には上位10位くらいの構成銘柄を個別株で持ってしまう方が良いと思いました。

 

それではまた次回お会いしましょう!

 ※高配当ETFについて他にも記事があります。

SPYD(SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF)は高配当ETF!
米国ETFに投資を考えていますか?SPYDは、高配当ETFとして一考の価値アリです!

※HDV、SPYD、VYMを比較、同時保有を検討した記事もあります。

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