12月のISM製造業景況感指数は47.2―米中通商合意第一段階の効果はまだ先か―

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ISM製造業景況感指数は前回より更に悪化した

米供給管理協会(ISM)が3日公表した2019年12月の製造業景気指数は47.2と、11月の48.1から低下し、09年6月以来10年半ぶりの低水準をつけた。市場は49.0まで改善すると予想していた。

米ISM製造業指数、12月は10年ぶり低さ 一部業種で改善期待も

ISM製造業景況感指数は50を基準にそれを下回るとリセッションの兆候といわれています。

これまでの推移としては直近5ヶ月間が50下回っています。

米ISM製造業景況感指数推移/investing.com

予想より下回るのをこれで何連続でしょうか。

米ISM製造業景況感指数推移/investing.com

予想を下回り始めたのは、7月分のISMですのでこれで丁度6ヶ月目となりますね。

常に予想を下回っているという感じで、更に連続5ヶ月間50を下回っていますので、正直指数情はリセッションでもおかしくはありません。

米国のGDPは個人消費であることと、その売上の大半がサービスであることからISM非製造業景況感指数の方が重要であるとも言われています。

しかし製造業は関わる人々の多さが非製造業よりはるかに多いため、製造業景況感指数の方が重要であります。

米中通商合意の影響はまだ先か

製造業は19年下半期の大半にわたり下押し圧力を受けていた。米中の関税の応酬により2大経済国を行き来するモノの流れが減り、世界経済が鈍化した。両国は12月、「第1段階」の合意に至ったと発表し、当面は緊張が和らいだもようだ。トランプ米大統領は今週、合意文書を米国ワシントンで15日に署名すると表明した。合意によって製造業が持ち直すことが期待されていたが、妥結の時期からして12月の指数にこうした効果は現れなかった。

米ISM製造業指数、12月は10年ぶり低さ 一部業種で改善期待も

ISM製造業指数の内訳では、価格は2019年5月以来の拡大と関税の影響が見えています。

昨年からのISM製造業景況感指数の50を下回る数字は米中貿易摩擦が原因とも見られているので、一部合意による関税引き下げがあれば、数字は良化する可能性もありました。

しかし12月13日に合意し、まだ署名がしていないところから未だ見通しに対する不安が大きく12月には数字に現れなかったようです。

参照元の記事にもある通り、緊張が和らいだという表現が正しく、2020年1月もしくは2月の見通しを見て判断する事になりそうです。

悪化したISMとイラン司令官爆殺によりドル安圧力が強まる

下がりに下がって、一時107円後半までになりました、今現在は108.1円ですので多少戻りましたが。

イラン司令官爆殺事件にしろ、ISMにしろドル安がこのまま維持されるものではないので、いずれ戻るとは思います。

流動性が低い状態ですので、大きく変動するなら今でしたが、それもなくという感じですね。

フラッシュ・クラッシュのような事件はなさそうです(記事を書いているのが1月5日ですのでまだわからないのですが)。

私は109円台に戻りそうだな、と思って1月4日に20万円ほどをドル転しておきました。

FXでドル円ロングはちょっと怖いのでしてませんが。

いずれにせよ逆イールドカーブが生じてから、今までの統計的に2020年はリセッション入りをして株価が下がる傾向にあります。

12月のボーナスをまだ投資に回しておらず、「NISA枠復活しちゃったし、投資全力しちゃうぞ~」という人がいれば、やはり徐々に投資していくのをおすすめします。

指数的に下がっているのにも関わらず、S&P500が上がり続けているのもなんだか不思議な感じですし。

そう言っておきながら早速私はAT&Tを新規購入してしまいましたが……。

それではまた次回お会いしましょう!

※関連記事です

11月のISM製造業景況感指数は48.1と12月はそれより下がっています。合意第一弾の影響が出るかと思われる1月、2月は要チェックですね。

1月3日にはイラン司令官爆殺事件もあり、1月4日に本記事ISM予想より下ということもあってドル安圧力が強いです。1月はドル安圧力がもともと強くなりやすいので、107円台にもう一度乗るかもしれませんね。

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