P&G2020年4月17日に発表されたの第3四半期決算概要になります。結構良かったと思います。
売上、EPSいずれも上昇、増配率6%
概要
消費財大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が17日発表した1-3月(第3四半期) 決算は、本来事業の売上高が前年同期比で6%増加した。新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となった影響で、同社が主力とする生活必需品を求めて消費者はパニック買いに走った。
トイレットペーパーやペーパータオルの需要が急増し、同社のファミリーケア事業では売上高が1ー3月期に2桁増となった。
P&Gの1-3月期は増収、生活必需品が好調-業績見通しを維持
4月17日にPGの第3四半期決算がありました。
前年同期比で売上、フリーCF、EPSがいずれも上昇しました。主な要因としては、市場拡大と、新型コロナウイルスによる買いだめになります。
概要としては
- 売上172億ドル、前年比5%増
- EPSは1.17ドルで10%増加、調整後EPSが1.12ドルで8%増加
- フリーCFは41億ドルで19億ドルの配当支払い、9億ドルの自社株買い
- 四半期配当を6%増配
- ガイダンスは維持
と中々いい内容だったと思います。
詳細

NetSales(純売上高)は172億ドルと、前年同期の164億ドルから5%上昇しました。
また、NetEarnings(純利益)は29.5億ドルと、前年27.7億ドルから7%上昇しています。
基本的にコロナ特需による売上上昇に引っ張られる形で数値が良くなっていると見ていいでしょう。
ただし、3月のコロナによる特需が始まる頃にはドル高になっていたため為替の影響があります。それを差し引いてなおプラスに転じていたことは頭に入れておいたほうが良さそうです。
決算によると、為替による影響は2ポイントマイナスだそうです。

セグメント別に分けて決算内容をまとめると
Beauty(ヘアケア、スキンケア類)については、価格増加も①市場混乱②アジア旅行客やアジア市場の減少によりマイナス相殺され、結果売上は1%の増加
Grooming(シェービング用品)については主に北米の売上下落の影響で1%減少
Health Care(オーラルケア、個人向け健康用品)については、価格上昇と市場拡大により9%増加。また個人向け健康用品は北米で売上増加、10代後半の利用者が増えたのこと。
Fabric&Home Care(洗剤類)につていは,市場成長、北米とヨーロッパ需要増加による好調で売上10%増加。
Baby,Feminine&Family Care(おむつ、生理用品、ペーパー類)については、ベビーケアが需要増加、フェミニンケアはマーケティング効果、価格増加、製品構成を再編成したことが好転し1桁成長。またファミリーケア(ペーパー類)は先述の通りコロナによる特需で2桁成長。
という状況のようです。
コロナの影響をモロに食らっていると思えますが、ネガティブ要因もそれなりにあるため基本的には市場拡大、需要増大、10代による利用者増加という文言が見受けられたため、売上増加はコロナ関係なくあったと思います。

為替のネガティブ影響を考えて売上通期見通しは下げました。
しかしながらガイダンスは維持。
生活必需品とはいえ、コロナの影響がないわけがないのですが中々強気ですね。
同社の成長とコロナのネガティブ要因で相殺される、と見ているようです。
思ったよりは株価が上がらなかった

個人的にはJNJの事もあるんで、こりゃあ少なくとも市場平均以上の上昇は堅いだろうなと思っていたのですが意外とそうではなく。
PGも一時期124ドルまで上昇したのですが、勢いは続かず結局4月17日以降S&P500に負けてしまっていますね。
2020年4月23日現在現在株価は119ドル台です。

PGの長期チャートをみると、右肩上がりのきれいなグラフですが、一度もう少し下がってもいい……とも思えますね。
決算は好調でしたが、再び買いのチャンスを虎視眈々と狙っていきたいと思います。
それではまた次回お会いしましょう。
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PGの銘柄分析です。指標はかなりいい感じです、事業内容的にも相当安定しているので、株価下落を狙うのは難しいかもしれません……。


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