1月15日米中通商合意の署名までは投資は控えたほうが良い

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1月10日時点では、未だ完全な妥結をしていない

[ワシントン 10日 ロイター] – 米中両国が「第1段階」通商合意の調印式を1月15日に控える中、合意内容で完全に妥結できていないと、ホワイトハウス当局者が10日、明らかにした。

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は昨年12月15日に、86ページに及ぶ合意文書の翻訳や修正が必要なものの、合意は「完全に成立」したとの見解を示していた。

第1段階の米中合意、完全な妥結はまだ 15日の署名控え=当局者

文言上の問題として文書化するのに時間がかかるという理解でしたが、内容で完全にできていないとなると話は違うように思えます。

そもそも、昨年12月の合意も、12月15日に追加関税を課すというところから、直前の12月13日にひっくり返す形で合意発表となりました。

市場では12月以降徐々に「どうせ合意するんやろ?w」みたいなリスクオンムードになり、13日に合意発表、さらに同タイミングで総選挙中のイギリスが与党優勢というニュースもあり株・為替ともに吹き上がりました。

市場はこの時から完全に米中通商第一段合意・イギリスのEU離脱は織り込んだ株価となっています。

すなわち、15日の文書化署名がなされた所で対して株価は上がらない一方、仮に延期となれば急落の可能性もあるため15日までは様子見をして然るべきなのではないでしょうか(とか言って署名で急上昇したら目も当てられない)。

農産物購入拡大に対して疑義がある

第1段階の通商合意では中国が今後2年間で米農産物購入を年間約400億ドルに拡大するとされているが、中国政府はこのような詳細について認めていない。また足元では中国によるブラジル産大豆の購入量が増加しており、米農産物の購入拡大に疑問を投げかける

事情に詳しい中国当局者3人によると、米政府が交渉中に何度も姿勢を変化させたため、中国は第1段階の通商合意に関する詳細について公式に議論しないよう気を付けているという。

第1段階の米中合意、完全な妥結はまだ 15日の署名控え=当局者

中国も昨年の5月に合意目前からひっくり返した経緯がありますので、お互い様というところですが、米政府の姿勢変化が何度もあったため中国は公式発言を控えるようにしているようですね。

記事を読みますと、「 中国が今後2年間で米農産物購入を年間約400億ドルに拡大するとされているが、中国政府はこのような詳細について認めていない 」とあります。

米農産物購入拡大自体は合意したものの、400億ドルや2年という期間については認めてないようですね。

公式で発言をするのを控えているだけなので、裏では合意しているのかもしれませんが、中国が何も言わないのであれば、我々にとっては不明のままです。

さらに、中国はブラジル産の大豆購入量が拡大しているということで、米農産物購入拡大の履行にも疑問が生じているようです。

トランプ米政権は1月15日の調印式に少なくとも200人の関係者を招待しており、中国側からは鐘山商務相や中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁、財務省や外務省の事務次官などが出席するとみられている。

第1段階の米中合意、完全な妥結はまだ 15日の署名控え=当局者

とはいえ、15日に調印式をひらくわけで、多くの出席者を予定しているところ、流石に直前でひっくり返すということはない……はずです😅

 米中間には過去に注目を集めたものの、公約通り実現していない商談は多い。トランプ大統領の17年の訪中時には、2500億ドル規模の合意を発表。しかしその多くは形だけにとどまっている。

米中、商談成立にも取り組む-15日の「第一段階」貿易合意調印控え

しかし重要なのは、署名調印よりもその義務の履行です。

市場では中国の義務履行に対しては不安があるでしょうから、仮に履行しないという事になればたちまち米中問題再燃というところで、15日を過ぎた所で不安が残るのは変わりませんね。

合意したあと尻すぼみになるということは多くあるようですので、履行されずに結局トランプ大統領と習近平主席のパフォーマンスで終わることになる可能性もありそうです。

もしかしたら第二弾合意交渉にすぐ移るかもしれない

  トランプ大統領は9日、ホワイトハウスで記者団に対し、第2段階の対中貿易交渉を「直ちに」開始したいと発言。ただ、11月の大統領選が終わるまではまとまらないかもしれないと述べた。

(中略)

 第一段階合意で米国にとって重要なのは、中国が向こう2年間に米からの物品・サービス輸入を17年水準から少なくとも2000億ドル増やすとの公約だ。トランプ政権としては、農産品だけでなく、エネルギーや製品、サービスの分野でも購入を拡大するとの確約を中国から得たという状況を示したい意向だ。

米中、商談成立にも取り組む-15日の「第一段階」貿易合意調印控え

うーん、これはトランプ大統領が再選する可能性は非常に高いでしょうが、なんと言いますか、2020年以降も波乱の年になりそう。

おそらく第一弾合意は署名する運びになるとは思いますが、どちらかと言えばその場で起きる発言などに注目したいですね。

実のところ合意文書の内容は具体的には、まだ知らされていないところですからどのような合意だったのか、という内容が判明次第市場が動く可能性もあります。

合意の場で株価が下がる発言はしないと思いますが、念の為市場が動くことを懸念して様子見していくべきでしょう。

それではまた次回お会いしましょう。

※関連記事です

米中問題は第三段階まで合意段階が予定されているそうです、まだまだ完全合意は先になりそうですね。

12月の中旬は第一段合意に、イギリス総選挙与党優勢とイベント盛りだくさんでしたね。未だ安心出来ないというか、不安なが残ります。

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