高配当銘柄や債権ETFが債権の代役になるか?

検討
  • これからは低金利の時代が続くため、債権の旨味がない
  • 公共セクターなどのディフェンシブ増配銘柄やETFがその代役になりうるが、元本保証は無理
  • とは言えリセッション入りしなければ高値掴みしてしまう。
  • 現在不人気の石油、たばこ株はどうか。

債権の旨味がない

Bloombergより、2019年10月12日現在の10年国債の利回り一覧です。

ヨーロッパはもはや絶望的にマイナス、日本もマイナスという状態です。

現在日本は-0.19%です。日銀は金融機関の負担を減らすために、イールドカーブのスティープ化、つまり超金利をプラスに持っていこうとしていますが、これを見ると無理でしょうね。

世界的に資金が日本国債に流れ込みますから、日銀単体で国債買い入れを減少させた所でスティープ化は達成が難しいでしょう。

米国以外が既にリセッション状態であり、米国も今後リセッション間近であることを考えると、金融緩和政策や金利低下は今後長期化するものとみられます。

米国債の長期金利

リセッション入りすれば利回りは更に低下することが見込まれますが、そこを狙って今から買い入れている場合もありますね。

債権でキャピタルを狙う形になりますが、それのリターンも値動きが少ないことを考えれば少ないものでしょう。

債権を保有する旨味というのはやはり金利にあり、これが低下している以上債権の旨味も低下していると言えます。

そこで、投資家としては債権以外の投資先を探すことになります。

これが金利低下による経済刺激政策のロジックになるのですが、債権を購入していた投資家が債権の代替物を探すのであれば、できれば安定的な投資先でそれなりの利息が狙えるものが好ましいはずです。

その代役はETFや公共等ディフェンシブセクターか

債権より安定的か?と言われると、流石にその様なものはないでしょう。

しかし、代役としてETFやディフェンシブセクターが考えられるのではないでしょうか。

債権のメリットは利息が確定している所と、元本保証です。

株の配当金は未確定でありますが、連続増配銘柄のディフェンシブセクターであれば、その債権性は高まります。

また、価格の安定性では債権に敵わないものの、ETFであれば会社が潰れて株が紙切れになるという事はなく、債権ETFもその代替役として一案になりえます。

これらから、ディフェンシブセクター(特に公共セクター)や債権ETFが代替手段として候補に考えられます。

【デューク・エナジー(DUK)】

【サザン(SO)】

【アメリカン・ステイツ・ウォーター(AWR)】

【BND(Vanguard米国トータル債権ETF)】

【AGG】

こう見ると価格の安定は公共セクターのサザンやデューク・エナジーの方が良いですね。

ただし、サザンはPER15,デューク・エナジーはPER19と多少割高になっています。

アメリカン・ステイツ・ウォーターに至っては46です。

株には”価格”のボラティリティはありますが、”利回り”が債権のボラティリティであると考えると、さして問題では無いと思います。

価値がマイナスに至る可能性があるのが株ですから、その点のリスクが配当利回りということになります。

元本保証が必須であるのであれば、国債という選択肢になるが、そうでないのであればディフェンシブセクターやETFの株で代替するという選択肢は有りとなりそうです。

実際上記例で上げたチャートは直近で急激に価格を上げてます。

とは言え今買うと高値掴みになりかねない

とは言え、”既に市場はリセッションを織り込んで行動している”という点は考えておかなければなりません。

例えるなら、10月に秋や冬服の新作を買うようなものです、割高なのです。

10月に買うべきなのは夏服だし、冬服は4月に買うべきなのです。

また、現在リセッション入りしているかいないかの丁度中間点にあります。

2010年からの景気拡大が10年続きましたが、その間は指標上リセッション入りしただのしてないだの言われながら景気拡大し続けました。

国債の代役を求めて、公共セクターや債権ETFを買うくらいなら、普通に現金保有率を高める方が良いでしょう。

私のように毎月積み立て投資型であれば、積立額を抑えて、現金保有率を高めるなど方法はあるでしょう。

余談だが、たばこ株および石油株は有りだと思う

もちろん

たばこ株:健康懸念から世界的に売上減少、販売価格上げで相殺も限界がある

石油株:シェール革命以降、原油価格下落、株価低迷が長期化するか

という超絶ネガティブな面はあります。

これ以上下がらない、とは言いません、まだ下がる見込みはあります。

しかし、どちらもディフェンシブ性がある業界であり、長期保有するに値する株だと考えています。

私はたばこ株ではアルトリア、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(おまけにJT)を、石油株ではロイヤル・ダッチ・シェルとエクソンモービルを保有しています。

いずれも高配当銘柄であり、かつ永続性があると私は考えています。

債権の代わりになるとは言いませんが、利回りで狙うのであれば、十分ホールド候補に上がってもよいのではないでしょうか。

現在景気の行く末の不透明感は増してきています。

そんな中、狼狽売りせずホールドするためには、利息や配当金という精神的支柱の存在は大きくなります。

できる限りレバレッジをかけた投資を控え、安全な投資を心がけたいものです。

それではまた次回お会いしましょう。

※関連記事です。

以前債権ETFという選択肢を検討したことがあります。私は債権や債権ETFの保有割合は少なめもしくはゼロにする方針です。長期投資においては、リターンは株が最も高いですからね。

石油銘柄に関しては、私は長期保有するのはアリだと考えています。石油を含むエネルギー需要は高まります。

パッシブファンド、ETFという錦の御旗に資金があつまり、株式や債権市場を歪めているという主張がなされています。事実市場は加熱状態です。

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