雇用統計は71万人減の発表ながら、全く読めない米国市場

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3月の米雇用は、70.1万人減

* 3月の米非農業部門雇用者数は-701,000人(予想:-100,000人)=労働省

* 3月の米失業率は4.4%(予想:3.8%)=労働省

* 3月の米民間部門雇用者数は-713,000人(予想:-163,000人)=労働省

* 3月の米政府部門雇用者数は+12,000人=労働省

* 3月の米労働参加率は62.7%=労働省

* 3月の米U‐6失業率は8.7%=労働省

* 3月の米時間当たり平均賃金は前年同月比+3.1%=労働省

* 3月の米時間当たり平均賃金は前月比+0.4%(予想:+0.2%)=労働省

* 3月の米製造部門雇用者数は-18,000人(予想:-20,000人)=労働省

米労働省が3日発表した3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から70万1000人減と、前月の27万5000人増(改定)からマイナスに転じ、市場予想の10万人減を大幅に超える落ち込みとなった。

新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた外出制限措置などが経済活動の停滞につながり、米経済のリセッション入りを示唆した。

3月米雇用70.1万人減、9年半ぶり減少 失業率も4.4%に悪化

雇用については、解雇者が増えている事がわかります。

ISMの景況感指数は先行指数として見られていますが、ISMは予想より高かったです。

しかしISMの詳細の内容を比較すると、雇用は特に悪化しているのがわかります。

ISM3月製造業
3月ISM非製造業

3月ISM製造業の雇用は2月比-3.1、非製造業は2月比-8.6でした。

非製造業の方がマイナスが多いのは、人の動きが止まるとまずダメージを受けるのが、非製造業の業種だからですね(サービス業など)。

ISMは予想を上回り、雇用は予想を下回りましたが、雇用については一貫して悪化している事に変わりありません。とにかく状況が非常に悪いと言わざるを得ません。

なお、失業率は4.4%でした。

全く読めない市場の動き、一度情報を整理しよう

市場はここまで織り込み済みだというのか、ISMや雇用統計といった重要経済指標の発表が4月1日~3日にあったのですが(特に雇用統計は予想を下回った)、ドル円、NYダウともに無反応でした。

JPY/USD
NYダウ

ドル円は、相変わらずドル買い相場となっており、日本のほうがコロナ流行も抑えられているし(検査数少ないため怪しい)、安全資産の円が買われないという面白い現象が起きています。

NYダウに関しても、多少反応しているようにも見えますが、思ったより売られずという感じ。

週末は手仕舞いの売りが入ることもありますし、雇用統計発表後にNYダウが特に反応を示さなかったことから、市場は織り込み済み(もしくは完全無視)という感じでした。

  

【ドル円について】

ゼロ金利、雇用悪化という点から本来であれば安全資産である日本円に資産が移るかと思いきや、現在1ドル108.5円前後。

以前から言われている通り、実需のドル買いという状況が続いていると考えられます。

個人的に現在の状況であれば、それこそ100円を下回っても不思議ではないという感覚なのですが、おそらくコロナ自体はFXに影響を与えないのではないかと考えています。

本来FXどの通貨レートは、二国間の通貨価値を相対的に表したものです。

コロナについては、特定の地域の流行り病でもなく全世界に平等に降りかかる災厄であるがゆえ、相対的に差が現れにくいのではないか、と考えられます。

となると、いかに指標が悪くとも市場はそれを織り込み済みのような反応しか示さず、コロナで片付けられる悪い指標に対しては反応は限定的にならざるを得ません。

そのため、安全資産の円買いが大きく進まず、結果論として実需のドル買いによるドルが強い展開が長引いているのではないかと考えます。

6ヶ月で見れば、結局元の位置に戻ったように見えます。

ここから先にどう転ぶかが全く読めません、個人的には下だと思っているですが……。

  

【米国市場について】

米国市場は金利をゼロにしたことから、通常であればバブル状態になっても良いと思われますが、コロナの影響でNYダウ2万円近くの状態です。

感染者数増大しているので、3月30日の週はNYダウがまた2万円割れするかと思いましたが、思いの外踏ん張りました。

ゼロ金利に踏み切ったのは正しかったんだろうと、結果論ながら考えてしまいますね。バブルになっちゃうよぉとか言ってたちょっと前の私を殴りたい。流石金融のプロが決めた事です。

現在米国株価について下支えをする要因は2つ

  • 2兆ドル規模の経済支援
  • ゼロ金利

この2点です。

雇用者数が爆裂増えたところでドル円の動きが限定的だったのは、「米国が現金給付をする=雇用悪化しても消費は止まらない」という見立てがあったのも影響していると思います。

そして、政策金利がゼロであることから株については下げ止まりしている状態です。

となると、2兆ドルの経済支援の効力が否定されるような(足りないとか、意味ないとか)というニュースが出た時が危険ですね。

家計と企業に直接景気を流入させるため、効果がないというのは考えずで良いでしょう。

したがって、コロナの感染者数が例えば更に増え続けて5月、6月まで感染者数拡大が止まらないとなると流石に堪えきれなくなって下がるんじゃないかな、と思います。

……案外ありえない話じゃないですね。

個人的には下げ目線ですが、今の所上記理由で下げ止まりしているしていると思います。

今後も経済指標を注視しつつ、株の買い増しを続けていきたいと思います。

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

※関連記事です

3月30日の週は、感染拡大止まらないためNYダウ2万ドル下回ると思ったのですが全然でした。クソー予想外したー。

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