配当金再投資戦略のメリット・デメリット―複利のパワー―

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配当金再投資とは

株から生じる”配当金”というのがあります。これは金利のような性質で、1株あたり○○円という形で表現できます。

そして、不労所得として得た配当金を、そのまま株式買付に回すことを配当金再投資と呼びます。これを一言で表せば、複利となります。

例えば年利5%、毎月10万円を10年(120ヶ月)を積み立てたとします。

すると10年後には以下の通りの金額になっています。

  • 積立:1200万円
  • 単利:約1502万円
  • 複利:約1553万円

これをグラフ化するとこの様になります。

当然利息を生んでいる分、単なる積立より、単利や複利のほうが高くなっています。

しかし10年では単利、複利の違いは大きくなりません。

10年もかけてたった49万円です。

条件を変えます。

少し極端ですが先程の毎月10万円、利息5%を50年続けたとします、さっきの5倍です。

すると、数字としては以下の通りになります。

  • 積立:6000万円
  • 単利:約1億3512万円
  • 複利:約2億6808万円

グラフにすると以下の通りです。

年利5%、積立10万円

差が圧倒的になりました。

積立の約2倍の単利、そしてその単利の約2倍の複利という結果になりました。

複利を”雪だるまのように増える”、”金の卵”とよく表現しますが、まさにそのとおりですね。お金がお金を生む好循環になります。

50年投資なんてありえないでしょうか?

確かに40歳、50歳から投資を始める場合は難しいかもしれません。

しかし30代であれば50年投資することは平均余命から考えても可能であります。

 

これを見て分かる通り、配当金再投資とは複利と時間の力をもって資産を最大化する戦略になります。

つまり、長期投資に非常に相性がいいと言えます。

アーリーリタイアを目指す私には、私的年金として配当金を増やすために再投資戦略を採用しています。

実際にやってみて感じた配当金再投資戦略のメリット・デメリット

配当金を目当てに自分なりに少しずつ投資をしてきましたので、私の実感を記載したいと思います。

メリット

インカム狙いのメリットは簡単に挙げられますが、配当金再投資戦略のメリットに限定すると非常に困難になります。

そしてその最たるメリットは先程紹介した①複利効果でしょう。

キャピタルゲインは短期間での利益こそ大きく得られますが、長期間になると果たしてどうでしょうか。

そして②再現性という意味でも配当金再投資はかなり現実味がある戦略だと言えます。

やることは、一発株で当てるわけでもなく、集中投資をするわけでもなく、あくまで高配当、連続増配株を買い、そして時間をかけるだけですから再現性があります。

逆に言えば市場のランダム性に白旗を上げた戦略なわけです。その筆頭がダウの負け犬戦略ですね。

デメリット

インカム狙いのデメリットの中でもとりわけ再投資戦略のデメリットをあげます。

連続増配、高配当銘柄に限られる

この戦略を採用する場合、連続増配高配当の銘柄に限定されます。

そもそもメリットの複利効果を狙うためにはそれなりの利率が必要であるからです。

配当支払いには税金がかかる

配当金は既に課税された後の金額を受け取り、それを投資に回します。

それに対してグロース株(株価の成長)であれば、配当金が出ない代わりに株価の上昇があります。したがって、含み益には課税をされないという点から配当課税分だけデメリットを主張できます。

長い

気が長い話です。記事冒頭で10万を年利5%積み立てた場合のグラフを再掲します。

単利と複利の違いは、僅かグラフにしてこの程度です。しかも10年かけて。

これを5倍の50年つづけるとこのグラフになります。

効果が現れるまでの時間が長すぎるというのがありますね。

したがって、再投資するにも気の長い戦略であることを重々理解し、機械的に淡々と余った資金を投じる必要があるでしょう。

配当金再投資は労働者の、庶民の味方の戦略である

我々労働者、庶民は、資産を最初からもっている富裕層とは最初から”違い”があります。

違いとは、不平等を意味します。

人間は生まれながらにして不平等で、そして資本主義は特に資産において不平等です。生まれながらに持たない者が生じやすいです。

(日本人ってだけでSRカード引いたようなもんですけどね。)

さて、そんな庶民である我々が唯一富裕層と対等にもっている資産は、”時間”であることは自明の理です。

そして、配当金再投資というのは時間をかけて資産を増やす方法ですから、最初は資産が無くとも最終的には億を超える戦略です。

毎月10万円が現実的ではないとしても、毎月3万円ならどうでしょうか。

毎月3万円、年利5%だと、30年後には約2500万円です(元金1080万円)。

もし資産がなければ労働をして給与を得るしか無いし、積立金額が少ないなら、節約をするしかありません。

案外節約も楽しいものです、過ぎると私のように支出に罪悪感を覚えますのでほどほどが大事ですが。

私は配当金再投資戦略の再現性と複利パワーを狙って、今後も投資をしていきたいと思います。

 

それではまた次回お会いしましょう!

※関連記事です。

インカムゲインとキャピタルゲインのメリットデメリットはまちまちです。しかし、アーリーリタイアを狙うなら、自分年金という意味でインカム狙いも良いと思います。

日本の年金システムの見通しはくらいです。アーリーリタイアを目指さずとも、自分年金という意味でインカム投資はいかがでしょうか。

私は収入が少ないので、節約をして投資資金を生み出しています。最近は支出に罪悪感を覚えてしまいました。

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