貯蓄平均から見るアーリーリタイアの難易度

検討

アーリーリタイアをするには、一つ5000万円が基準として語られることが多いです。

貯蓄を切り崩すなり、資産運用して利息で生活費を賄うにしても5000万円という数字がボーダーになりやすいです。

その5000万円を貯めるというのが平均からどれだけ遠いかというのを確認しようと思います。

二人以上の世帯の貯蓄平均

単身世帯は対象外となっています、データのソースは総務省統計局から。

以下は世帯平均貯蓄の推移です。

貯蓄の状況/統計局

2018年の平均は1752万円でした。

これが高いか低いかはさておき、全ての世帯平均と見ると案外日本人は貯蓄ができているのではないか、と思います。

しかし、当然1752万円ではアーリーリタイアは出来ないため、こんな数字は楽勝で突破し、その3倍の数字を一刻も早く得なければなりません。

なお、中央値は1036万円となっております。

さらに、これを年齢別にしたのが以下の表です。

世帯属性別に見た貯蓄・負債の状況/統計局

頼むから70歳以上の方々はお金を経済回すために使ってくれ、と身勝手ながら思ってしまいました。

報告によると、貯蓄300万円以下が15%もいる一方で、2500万以上が3割以上居るそうです。

 

ここで注目すべきは現役時代頑張って普通にリタイアしたもっとも平均が高い60代のゾーンです。

平均が2327万円です。老後2000万円問題を平均上は”クリア”しているのが分かります。

昔ほど今は稼げねぇんだよ!という声が聞こえてきそうですが、それは置いておきましょう……。

アーリーリタイアを目指す我々は、当然これ以上の資産を保有していなければなりません。

現役世代が平均の生活をして40年という監獄に囚われて生み出したのがこの2327万円という事になります。退職金も結構ありそうですがね。

リタイアの年齢にもよりますが、例えば40歳でリタイアをするならば年金支給まで25年あるわけで、それまで月10万円で過ごしたとしても3000万円必要になります。

もう少し豊かに過ごしたり、老後もある程度お金を保有しておく事を考えても、頑張っても4~5000万円は必要になりそうです。

4,5000万円あれば配当金などの資産が生み出した金利で生活費を賄えます。

単身世帯の貯蓄平均

データは「金融広報中央委員」の家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 平成30年調査結果を参考にしました。

平均や中央値が異次元な数字ですがこれが真実なら日本大丈夫か不安になります。

年代別資産保有割合分布グラフ

衝撃的ですが、金融資産を全く保有していない人(表の一番左)が多くいます。

50代まで4割の人が資産保有していないということで、先程の世帯とはうってかわって悲惨な現状が数字に現れています。

40代でのアーリーリタイアを目指すのであれば、この3000万以上の所に食い込まねばなりませんが、全体の1割となっています。

中央値と平均値

貯蓄ゼロが全体の中でも多いことから、中央値と平均値の乖離が大きくなっています。

平均値は、突出した数字に弱いため、この様な世相を数値で把握するためには平均値とともに中央値が用いられることが多いです。

中央値とは全体をランキング付けしてど真ん中の人の数字をピックアップする方法です。

単身世帯は二人以上の世帯と違って自分の収入のすべてを自分のために使えることから、ダブルインカムとシングルインカムという違いはあるにしても、貯蓄が少ないのですね。

5000万貯蓄という難易度は、時間で攻めるしか無い

2人以上の世帯で60歳代の貯蓄平均が2,327万円ですので現役40年働いた人がいる世帯よりも2倍以上のお金を貯める必要があります。

これだけでも相当の倹約と、収入の殆どを投資に回す必要性が分かるでしょう。

毎月3万円、年利回り3%で複利運用すると41年10ヶ月目で5000万円は達成されます。

毎月3万円も年利3%も現実的な数字ではありますが、41年10ヶ月というと、新卒22歳が投資を初めて終わる頃には63~64歳になってしまいます。

毎月3万、利回り3%の投資でで平均の2倍以上の資産を得ることが出来るわけですから、長期投資の凄さが伺えますがこれではアーリーリタイアではありません。

ということで投入金額を毎月10万円にしてみました(年利3%)。

そうすると、5000万円を達成するのはかなり早まって27年1ヶ月という結果になりました。

新卒社員が約50歳になっているころですね。

50歳での退職は、一般的にはアーリーリタイアだといえます。

さらに攻めて、限界の毎月20万円、年利3%という設定で行くとこの様になります。

16年3ヶ月で達成しますが、もはやほぼ元本ですね(;´∀`)

何にせよ短期間によるアーリーリタイアは投入金額で達成するか高利回りの高リスク商品に手を出す他なく、難易度が高い事がわかります。

またボーナスを全て費やして、月々の給与もほとんど最低限で済ます必要があります。

それでも年240万円を投入するのは、それこそ倹約に努めたとしても相当難しいことは承知のとおりでしょう。

もし30歳までに、などの目標が無いのであれば無理なく積立投資をし、時間を武器にしたほうが賢明でしょう。

30歳までのリタイアは、相当高収入でなければ難しいと思いますが、実際達成される方が多くいらっしゃいますから驚きです。

このブログもリタイアができるその日まで、しぶとく更新を続けていると思います……。

それではまた次回お会いしましょう!

※関連記事です。

アーリーリタイアは不労所得>支出が成り立って初めて【経済的自由】となり、お金の不安から解き放たれ達成することが出来ます。そのためには一つ5000万円という数字が重要になりそうです。

資産最大化をするために、我々一般人がもっとも武器にし得るのは時間をかける複利運用です。時間をかければかけるほどその価値は増えていきます。すべての人が平等に与えられた数少ないカードが時間です。

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