米国は株が伸び悩み、やはり二番底は控えているか

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米国市場は3月23日頃を底にして半値戻しまで株価が動いています。

しかし実体経済とそぐわぬ期待のみによるこの戻りは、やはり様々な指標などで現実が見えてきた頃に再び二番底を形成するのではないのでしょうか。

米株価指数は半値戻しから中々上がらない

青:S&P500 赤:NYダウ

3月末に一度大きく底値をつけてから、現在ほぼ1ヶ月を要して半値戻しまできました。

が、そこから中々株価が戻らないという状況が続いています。

S&P500は4月9日頃から現在まで2800ポイントを前後しており約2週間ほど動いていません。

このままジグザグしながら株価を上げるのか、下げるのかというのは分からないですが、現在ネガティブニュースが何個か出ていますのでそれを確認したいと思います。

どこまで市場が織り込んでいるのかは分かりません。

米国失業保険申請件数は5週間合計で2650万件

米国の先週の新規失業保険申請件数は400万件を超え、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響を受けたこの5週間の合計は2650万件に達した。米労働市場は大恐慌以来の急激な落ち込みに見舞われている。

米新規失業保険申請、なお高水準の443万件-5週間で計2650万件

米国新規失業保険申請件数は443万件、コロナ以降の累計失業保険申請件数は2650万件だそうです。

リーマン・ショックが失業率10%でしたが、コロナショックの4月失業率は2倍の20%になる可能性とのこと。


米新規失業保険申請、なお高水準の443万件-5週間で計2650万件

グラフが異次元すぎるでしょ、なんですかこれは……。

失業者申請件数が600万人を超えたニュースが出たときも、市場は特に動かなかったため失業者については、まだ影響を見定めている状況でしょう。

具体的な損害が出て株価の動きが決まりそうです。

米総合PMI、4月は過去最低水準

IHSマークイットが23日公表した4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は27.4と、統計を始めた2009年末以来の低水準を付けた。新型コロナウイルスの危機により製造業とサービス業がともに大きな打撃を受けた。米経済は前例のない領域に足を踏み入れた。

3月は40.9だった。指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。

米総合PMI、4月は過去最低水準 新型コロナで

27.4ってなんですかその数字。

チャートを見るとこの様になっています。

集計方法バグってんじゃないのと疑いたくなりますが、これが現実ですね。

基本的に第2四半期はあらゆる指標で諦めの見通しが見受けられます。

記事にも一部製造業者は第3四半期の状況改善へ期待を持っているとの記載があったので、基本的に向こう一年、一部は第3四半期以降の状況改善を見込んでいるようですね。

PMI27.4はこの統計の歴史が少ないと言っても明らかに異常な数値です。

個人的にはコロナショックは歴史上類を見ない事態で、唯一比肩しうるのが世界恐慌ですが、それと同じ状態にならないように今世界各国が頑張ってる最中という認識です。

スペイン風や世界恐慌時とは医療技術も情報技術、経済的知見も進んでいますから、どうなるかは結局わからないという感じでしょうね。

ギリアド新型治療薬失敗、治療薬期待後退

23日の米株式市場では、S&P500種株価指数とナスダック総合指数が小反落。新型コロナウイルス感染症の治療で有力視されてきた治験薬の臨床試験結果がふるわなかったと伝わった。原油先物は続伸した。

S&P500種は取引時間後半に上下動を繰り返し、前日比マイナスで終了。ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス剤が新型コロナ患者を対象とした臨床試験で成功しなかったとの報道が重し。同社はこの解析に異議を唱えている。

米国株伸び悩み、新型コロナ治療薬への期待後退-原油続伸

日本だと富士フイルムのアビガンに注目が集まっていますが、米国市場はギリアドの抗ウイルス剤に期待が集まっていました。

しかしながら、23日にその抗ウイルス剤の臨床実験失敗のニュースが出ました。

そもそも抗ウイルス剤の臨床実験段階で株価が期待で上がるってマジで何でも上がるんだな……と思ってましたが。

藁にもすがる思いとでもいいますが、残念ながらその藁は切れてしまったようです。

ギリアドの株価も下がりましたが、コロナの治療薬に関してはそこまで儲からないって話も聞きますが。

NY州のコロナ抗体保有率約14%

ニューヨーク州のクオモ知事は23日、新型コロナの感染拡大の実態を把握するため実施している抗体検査で、州内40カ所で無作為抽出で調べた計3000人の13.9%に抗体が確認されたことを明らかにした。

【新型コロナ】米感染者増加率、今月最低に-NY州の13.9%感染か

NY州で無作為抽出による3000人への新型コロナウイルスの抗体検査をしたところ、13.9%の抗体が確認されました。

抗体があるということは、身体がウイルスと戦い体外へ排除しようとしたということですから、罹患したという証になります。

NY州人口に比例させると、約14%は220万人に相当すると言われており、現在の米国感染者数85万人という数字に疑問を突きつける事態となりました。

しかも新型コロナウイルス再罹患するという報告が幾度か入っており、集団免疫戦法が本当に取れるのか怪しい部分もあります。

市場は確実に現状を読めていない

半年後にはある程度回復の目処が立つという考えにベット(賭け)しているに過ぎないというのが個人的な感覚です。

もちろんそれが成就するかもしれません。

一方で金融じゃぶじゃぶ漬け、超大規模経済政策というバックボーンがあるのは明らかに世界恐慌とは異なるシチュエーションだと思います。

米国の政策金利は実質0%、220兆円規模の経済支援に追加してさらに50兆円規模の経済支援を行っています(米国デフォルトリスクが高まっていく……)。

今後はさらにインフレに傾いていくのかなというのが個人的な見解です。

となると、長期投資家としてはいずれにせよ定期的な積立投資によって長期にインフレに波乗りしつつ、いずれ株価指数は過去最高をちゃんと更新すると考えるしか無いのかなという感じです。

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

※関連記事です

3月のISMは製造業、非製造業共に予想を上回りました。しかしこれは数字のマジックというか、コロナによる物流停滞によって入荷遅延指数が高くなっているからですね。

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