米中関係悪化の兆し、市場の反応は反発も弱く見極め態勢

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いつものトランプ劇場再開

トランプ米大統領は14日、新型コロナウイルスを巡る中国の対応に非常に失望したと述べるとともに、現時点で習近平国家主席との対話は望んでいないとし、中国との断交の可能性も示唆した。

(中略)

中国に対し「われわれには多くの措置を講じることが可能だ。関係を完全に断ち切ることもできる」とし、断交の可能性を示唆。中国から年間輸入額に言及し、「関係を断絶すれば、5000億ドルを節約できる」とも言明した。

トランプ氏、中国のコロナ対応に「心底失望」 断交の可能性も示唆

はい。

いつもの(?)トランプ劇場ですが、コロナウイルスをめぐる中国の対応を、トランプ大統領は改めて批判しました。

昨年から続く米中貿易摩擦については、コロナの影響が出る可能性も示唆していますね。

トランプ大統領は現在、コロナウイルスが米国内で大きく感染拡大している為に支持率が低迷しており、大統領選対抗馬の民主党バイデン候補に支持率で劣勢に立たされているため、中国叩きを大々的に行いその責任を擦り付けている形になります。

市場は現在米中関係については完全には織り込んでおらず、米中関係がさらに冷え込み昨年成立した合意第一弾がご破産となれば、株価は下落しますね。

さて、市場はどの様に反応したのでしょうか。

反発は主にエネルギーセクターと金融株

この日の株式相場は荒い値動きとなる中、銀行株がS&P500種の上げを主導した。ウェルズ・ファーゴやJPモルガン、バンク・オブ・アメリカはいずれも4%を超える上昇率。原油高を受け、エネルギー株も買いを集めた。ただ、両業界は依然として年初来では下落率が最も大きなセクターとなっている。

米国株反発、銀行とエネルギーが主導-原油は大幅上昇

金融株は下がりすぎでしたからね、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴが上がってしました、これらは検討していた銘柄ですね。

買おうかな―とか思ってると大体上がる説。

金融セクターはゼロ金利が重しとなっていますね。金利の利ざや以外で儲けられる金融セクターがあればいいですけども(笑)

また、原油価格が上昇しました。需要回復と、減産合意の履行が確認出来たためですね。

とはいえコレも5月14日単体で見ればの話であって、5月13日~14日開始までは結構下げていたので、単なる戻しだとも言えます。

株価は楽観派が主だったか

S&P500の5月14日~15日のチャートです。

5月14日は下落からスタートするも、上昇基調で終了しました。

とはいえ5月12日あたりではS&P500が2940ポイントまで上昇していたことを考えると、反発ムードは一旦終了したと考えて良いでしょう。

4月以降のS&P500チャート

4月以降のチャートを見ると、基本的には上昇基調ではあるものの、5月に入ってからは上値が重い展開となっています。

[14日 ロイター] -米国株式市場は反発して取引を終えた。経済回復への期待感が支援した。一方で、投資家はトランプ米大統領の対中貿易を巡る発言やトランプ政権の新型コロナウイルス対応に対する警告などを見極めようとしている。 米国株式市場は反発して取引を終えた。経済回復への期待感が支援した。

主要3指数は下落して始まったが、その後大きく持ち直した。各州の経済再開や追加経済対策の可能性といった好材料のほか、米中の貿易戦争再来やさえない経済指標などの悪材料も意識された。

米株反発、経済再開や追加景気対策への期待で持ち直し

綱引き状態ですね。

市場を覆う大まかなコロナに対する材料は次のとおり

 

【ポジティブ材料】

経済再開期待、巨大な経済支援、ゼロ金利、FRBの債券の無制限買い支え

【ネガティブ材料】

米中摩擦、絶望的経済指標、マイナス金利否定←?

 

ネガティブ材料にFRB議長のマイナス金利否定がありましたが、これはどうなんでしょうね。市場の反応としては下落でしたけど。

個人的にはマイナス金利はデフレを引き起こすと思っているので、やっちゃいかんでしょって思ってますが、株式市場的にはネガティブ材料とします。

市場は楽観派はポジティブニュースを探し、悲観派はネガティブニュースを探している……そんな綱引きと言った感じでしょうかね。

 

先述のとおり、大統領選挙に対するアピールは昨年から引き続き加熱しているだけだと私は見ています。

というのは、米中通商合意が昨年成立しましたが、完全に中国が妥協した形になっていますし、まず通商合意が再交渉されるというシナリオは想定できません。米国側に再交渉の体力がないしメリットもない。

次に中国との断交ですが、これは現時点で取る選択肢ではないですね。米国のダメージが広がるだけでなんのメリットもありません。仮にやるなら全世界で徒党を組んで中国を排除するくらいの用意周到さが無いと。

まぁ大統領選挙前なんでトランプ大統領がトチ狂って合意破棄!国交断絶!とかいい出すかもしれないですけど、流石にそれはやらないと思っています。

同じような考えで「結局合意は維持するし、国交断絶なんて無理でしょ」という思惑が、現在主流のようですね。

 

まぁどうなってもいいように、現物買いを淡々と進めていきたいと思います……。

それではまた次回お会いしましょう。

 

※関連記事です

米国市場はマイナス金利を織り込み始めていましたが、FRBのパウエル議長はこれを否定しました。

原油価格についてはひとまず底を脱しましたね。水より安い状態どころか一時期マイナスでしたね……(笑)

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コメント

  1. humy より:

    いつも読ませて頂いています。
    金利の利ざや以外で儲けられる金融セクターだとブラックロックとかどうなんですかね?
    私は余り詳しくないのですが、運用会社なら金利の影響受けにくいような気がします。値動きが激しいので心臓には悪そうですが笑

    • やめたい夫 より:

      humy 様
      コメントありがとうございます!

      確かに金融セクターの中でも銀行等と一緒にはできないのがブラックロックですね。
      ブラックロックは市場平均以上に株価を戻していますが、その理由はhumy様のご指摘のとおりだと思います。
      金融株ということで一度大きく下げましたが力強く大反発してますね……(汗)
      信託手数料の低価格競争が激しすぎるのが唯一の不安点でしょうか、コメント頂いて「あ、買えばよかったかな」と普通に思ってしまいました(笑)
      コメントありがとうございました!