洋菓子屋の倒産急増―客足が離れにくい事業を探そう―

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クリスマスケーキが売れない

「クリスマスケーキで1年分の利益を稼ぐ」と言われるほど、街の洋菓子屋にとって、クリスマスケーキは年間最大の商戦だ。だが、消費者の嗜好(しこう)の変化でケーキへの支出が減るとともに、コンビニなども参戦。競争の激化で倒産が相次いでいる。

洋菓子屋の倒産急増 競争激化でクリスマスケーキ売れず

コンビニスイーツを食べたことがある人はほとんどでしょう。

私は絶対に買いませんが(笑)

街の洋菓子屋に誕生日やクリスマスに向けてケーキを予約する家庭は未だに多いと思います。

ケーキ美味しいですしね、高いところだと万単位とかします。1ホール5,000円くらい普通ですよね。

コンビニやスーパーマーケットでは、安価な小さいケーキがクリスマス商戦に向けて販売されています。

同時並行でおせちなど正月商品があったりして面白いのですが、安いところだとシンプルな小さいケーキが約1,000円で買えてしまいます。

また、クリスマスでケーキ以外のものを贅沢として食べるという選択肢もあり、ケーキ離れは加速しています。

クリスマスケーキを買うほどの余裕がない

洋菓子店が倒産する理由は3つです

コンビニスイーツ、プチ贅沢のような消費嗜好の変化に対応ができない

稼ぎポイントのクリスマスケーキが売れなくなった(過去10年で8.9ポイント下落)

原材料費、人件費のコストアップ

町の洋菓子店の1年分の稼ぎと言われるクリスマスケーキが売れないのは、先述のとおり高価な買い物であるからです。

1度の食事に5000円を支払う余裕が、しかも年一度で無いわけがありません。

しかし、消費者心理がそもそも節制に動いているためこの様な結果になっているといえます。

つまり、飲食販売はセクターとしては生活必需品に該当しますが、その中でもクリスマスケーキは必需品ではなく季節モノ、贅沢品という性質が高いという事になります。

金額も高いためどちらかと言えば切り捨てられる側の商品だと言えます。

ケーキは作るのもコストがかかる贅沢品です。

一方でスイーツ需要というのは全体的に変化をしておりません。

クリスマスケーキへの支出が過去10年で8.9ポイント下落したのに対して、洋菓子全体への支出は101.6ポイントと増えています。

人間甘いもの、洋菓子はやはり食べたいもので、全体的には節約志向になってなお支出が微増している所は注目すべきです。

洋菓子店=高いという印象もあり、なおかつ手軽に安く買えてしまうコンビニスイーツには勝てそうにありません。

ここから分かるのは、セクター的にはディフェンシブでも、事業内容や商品の特徴を考えれば、その中でも消費者が離れてしまうものがあるということですね。

まぁ長期投資で街の洋菓子店に……というのはあまり無いですが。

何にせよ支出が下がるなかでも買ってもらえる商品というのが重要になります。

日本人の収入分布はかなり低いです。

長期投資において重要なのは客足が離れにくいか

洋菓子店の事を踏まえて投資に話を切り替えます。

世界的な健康嗜好や環境懸念から、たばこ、高カロリー炭酸飲料、石油銘柄は先行きが不安視されています。

しかし、これらは洋菓子店とは異なる点があって、それは客足が離れにくいという点です。

コカ・コーラのような炭酸飲料は、ゼロカロリー商品で対応していますし、何よりそもそも普通のコカ・コーラの売上が倒産まで追い詰めるほど下落することはありません。

洋菓子全体の支出は上がっているように、ジュースへの支出需要も下がらないからです。

そしてコカ・コーラはジュースの中では圧倒的シェアを誇りブランドの強力ですから、客足が離れ続けるというのは無いです。100年後はわからないですが(笑)

たばこ銘柄も、規制や健康懸念はありながらも依存性がある商品ですし、電子たばこの利用者上昇を考えても嗜好品としてのたばこの客足離れは無いと言えます(リスクはもちろんあります)。

石油銘柄は環境だ何だと言っても、結局エネルギーとしての石油の地位は圧倒的です。石油価格が下落しても、一定水準で必ず止まります。

なぜなら石油採掘のコストはどの会社も等しく高く、自由市場ながらカルテル状態だからです。

よって客足が離れることもないし、価格下落も限度があるため持続性があります。

長期投資でも、客足が離れる事業か、離れにくい事業に投資することで安定的な配当や利益というのが生まれます。

成長期待からのキャピタル狙いというのもアリですが、かりに長期投資、インカム狙いということであればこの様な持続性を検討する必要があります。

それでも東電の原発事故や、BPの原油流出事故などを考えて、分散投資をすることは必須であります。

それではまた次回お会いしましょう。

※関連記事です

インカム狙いとキャピタル狙いで投資のスタイルはガラッと変わると思います。私は労働者という立場からインカム狙いの長期投資しかできません。人間に平等に与えられた時間を武器にできる分、庶民こそインカム狙いだと考えます。

記事内で例に上げた石油銘柄の検討記事です。私は成長性こそ無くとも長期投資適正は非常に高いと考えます。

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