債券ETFという選択肢はありなのか?

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株と債券の違い

ポートフォリオを構成する上で債権のウェイトを一定数保持することで景気変動における資産増減の幅を抑えることが出来ます。

株と債券の違いをまとめると以下の通りです

元本保証の有無(株は無いが債券は元本保証)

値動きの安定(株は景気に反応するが、債券は安定的である)

株というのは元本保証がない代わりに、その会社自体に出資するものであるが故に高騰も暴落もありうるわけです。

対して債権はあくまで元本と定期的な利息を保証しているのに過ぎないため期待から価格上昇ということもないし、不景気だから元本が返ってこないということもなく、株と比べて安定的な値動きなのが特徴です。

長期的に見て債権は株に劣る

ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」において、長期投資で最もリターンが大きい投資は株式投資であることが明記されています。

つまり、配当再投資におけるバイ・アンド・ホールド戦略による資産形成と、そこから生まれる配当金生活によるアーリーリタイアを目指すなら、株100%で良いと言えます。

なお、2005年の著書であることと、本の舞台がそもそも米国に限定されていることは留意すべきで、配当金の減配も簡単に行い、ここ20年近く全く経済成長がなされていない日本で同じことが出来るかは疑問ではあります。

しかしながら、今は投資がネット経由で簡単に出来るようになっており、米国への投資も出来るようになっております(税金が10%米国内で更に取られますが)。

ではリターンが劣る債権のメリットは?

それは、元本保証から生じる値動きの安定性です。

これは不景気のときに強いという性質を持ち、冒頭で記載した通り不景気でも資産価値を大きく減らさない効果が見込まれます。

以下はSPY(SPYD S&P500連動型ETF)とBND(バンガード・トータル米国債権市場ETF)のトータルリターンの比較となります(2007年~2019年現在まで)

緑:SPY 青:BND

BNDのトータルリターンの推移が非常に安定的で、SPYがリーマン・ショックで下げている間もコツコツリターンを積み上げていることが分かります。

BNDのチャートはここ10年$77~$85を行き来しており、トータルリターンはほぼ配当金であると言えます。

トータルリターンは圧倒的に(ダブルスコアで)SPYが勝っているわけで、これを見るだけで債券をポートフォリオのメインに据えるという選択肢はありえないものであることが分かります。

BNDは構成の4割が国債と超ディフェンシブなETFでありまして、もっと攻撃的な社債メインのETFもありますが、そうするとほとんど株と同じような動き(景気連動型)になります。

むしろ値上がりしないで不景気のときだけ値下がりするという何がメリットなんだというETFも存在しており、債券と言っても多種多様であることが分かります。

基本的にはトータルリターンの推移はBNDに限らず株と債券は上記グラフのような形になり、不景気ではマイナス域にも株では及ぶが好景気では債券をたやすく超えることがあります。

ポートフォリオ上どのような構成にするべきか

債券と株の特性を考慮して購入するべきだと考えます。

また、長期的に株がもっともトータルリターンが多い事を考えると、債券ETFの割合は長期的には少ないほうが良いと考えます。

もし、あなたがより安定的に運用したいのであれば3割~5割を債券で構成するのもいいと思いますし、リターン重視であればそれこそ全く投資しない事も考えるべきでしょう。

また、購入のタイミングを見計らうのも一計かと考えます。

債券ETFというのは基本的に値動きが安定的ですので、特定のタイミング(政策金利上昇とか)で少し安くなったりする場合を除いて買い時というのはありません。

そこで参考にするのが配当利回りです。

過去の配当利回りの平均と比しても高いというときに一定数購入するという事が考えられます。

例として何度か出しているBNDであれば、10年近く(リーマンショック以降ですね)配当利回りが2.4~5%を推移しているところ現在は2.77%まで上昇しています。

であれば、2.9%の時に購入しようとかそのような考え方でポートフォリオの一部を債券にすることが考えられます。

個人的には保持しても少なめかな……。

とは言え個人的にはアーリーリタイアを目指す以上長期投資前提となるため、ほぼ株式でポートフォリオを構成することになるのではないかと考えます。

ありえないけど、米国は世界最大級の債務国家でもあるのでデフォルトということは念頭に入れねばならず、米国に多く投資する方針の私としては、やはり債券ETFを多く保持することは怖くてできないのが実情であります。

会社が潰れるか国が潰れるかで言えば、完全に信頼できるのは国ではありますが、デフォルトした国がいくつあるのか。

やはり株式に連動するETFを多めに保有するポートフォリオに私はなりそうですね。

それではまた次回お会いしましょう!

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