リフレーションの波から守るためにも、資産運用をしよう

検討

弊ブログでは投資を勧めるスタンスで日々記事を書いています。

そもそもこのブログをみる人は投資に既に興味がある方が多いとは思いますが、是非資産を守るという観点からも資産運用に取り組んでいただきたいと願っています。

主にアメリカへ投資するという観点から、本記事では米ドルと米国債についけ検討します。

増える債務に紙幣印刷という対処

ダリオ氏は、債務への対処として当局が取り得る緊縮財政やデフォルト(債務不履行)、増税などの他の手段に比べ、紙幣の印刷は大半の市民にむしろ歓迎されるとしている。

レイ・ダリオ氏、紙幣の印刷は債務再編の最適の手段-市民むしろ歓迎

ヘッジファンド運用会社ブリッジウォーター・アソシエーツ創業者のレイ・ダリオ氏は以前から現金はゴミだ、と主張を続けていました。

上記記事はポジショントークではあるものの、米国の債務を確認すると無視出来ない額になっていることは明らかです。

米国債務は25兆ドルにまで膨れ上がり、GDPに対する債務は2019年時点で106.9%となっています。GDP比で見るとまだまだって感じですね(日本は238.2%)。

リーマン・ショック以降の非伝統的な金融緩和と財政出動が特に右肩上がりに債務を増やした要因かもしれません。

債務への対処としては記事にある通り、

  • 緊縮財政(支出を下げる)
  • デフォルト(債務不履行)
  • 増税(収入を上げる)
  • 紙幣(現金)を増やす

あたりが選択肢になります。

世界の基軸通貨ドル、外貨準備に用いられる米国債に対して、デフォルトという選択肢は、そうなったら米国どころか世界的大混乱は必至です。

デフォルトは最終手段で、避けようとすると思われます(例年デフォルト回避のために債務上限毎回引き上げてる)。あと、GDP比でみればまだ健全ですしね。

そうなると、緊縮財政、増税、紙幣印刷の三つが選択肢となります。

さて、この中でダリオ氏は紙幣発行によるリフレーション(インフレ程ではないにしろ物価上昇する状態)を起こし、結果名目GDPを税収を増やすことによって債務を希釈化するという対処が最も望ましいと考えています。

25兆ドルの借金も、将来ドルの価値が下がれば実質借金も減るという算段になります。

私もこれを狙うのが一番幸せというのは同意します。

リフレーションが続けば、名目上の資産価値は変動しながらも上がり続けますし、また物価上昇すれば賃金も上昇するため労働者にしわ寄せが行くわけではありません。

しわ寄せが行くのは全て過去の現金債券です。なぜなら時を経過した分、リフレーションで価値が下がってしまうからですね。

日本では、相変わらず投資、資産運用=リスク、ギャンブル的な発想や難しいという考えが蔓延しています。

しかし、現金を保有し続けることも十分にリスクであるということは、あまり知られていない気がします。これは、日本が長らくデフレーション(物価下落)に苦しんだという背景もありますね。

こちらは過去25年のインフレ率です。これを見ると、ゼロを前後にインフレ率が上下して全然物価上昇していないことがわかります。

日本バブル崩壊、ITバブル崩壊やリーマン・ショックを経験すればそりゃ現金信仰もさもありなんという感じ。最近やっとインフレが始まりましたね。

米ドルのインフレ率と日本のインフレ率

さて、一方米国のインフレ率は非常に安定的です。

0を常に上回っていることが見て明らかでしょう。

つまり、米国ドルは価値を下げ続けていますし、これからも2~4%のリフレーションを引き続き起こす事を考えているはずです。

これだけ見ると「米国ドルは価値が下がるから持ってるだけ損、でも日本円はインフレしないなら貯金でも良くね?」となります。

ぶっちゃけ日本も商品の品質劣化等でステルスインフレしているのですが、何よりドル円チャートを見ると一目瞭然です。

米国がインフレし日本がデフレに苦しみ続けている20年間、ドル円はボックスレンジでほぼ推移しています。

ドルの価値が下がり続けている中、同じレートである日本円の価値も下がり続けている事がわかります。

日本も企業が賃金を上げないため、政府が最低賃金上昇などで無理やり物価上昇を現在狙っており、今後はリフレーションが続くという公算が強いです。

現金は価値を下げる、債券はリターンが少なくなる

コロナで世界的に増えた各政府の支出は、おそらくすべてインフレーションという形で債務希釈すると見て良いと考えています。

https://image.itmedia.co.jp/business/articles/1901/09/ksroko2.jpg
ジェレミー・シーゲル著「投資の未来」より

このグラフは、一つ重要なポイントがあります。

それは、世界恐慌対策としての1933年のフランクリン・ルーズヴェルト大統領が金とドルの交換を停止です。

このグラフは1801年までですが、そこから1933年まではドルと金は交換ができました、そのためトータルリターンが1のままです(金の価値と同じ様に推移してますよね)。また、債券もきれいに利息分だけ右肩上がりです。

そして1933年以降のグラフの推移に注目すると、金と債券はほぼ横ばい(長期債は利息が高い分、上昇してますが)、株式だけがインフレ関係なくその価値を高めているのです。

 現在の管理通貨制度に基づく1933年以降で考えれば、「現金はゴミ」という極端な言葉を聞かずとも、現金だけは保有し続けても意味がない事が明らかです。

今後のリフレーション(もしくはインフレ)の波、現金価値の減少から身を守るためにも資産運用が必要になるというわけですね。

投資、しよっ?

ということで投資しましょう、リスク取れるなら株式100%でもいいし、取れないなら現金多め、債券と金もトッピングすればいいでしょう。

なんかこれ系の記事を書くと毎回同じ結論になりますが、日本の投資人口増やしたいので仕方がありません。

冒頭で書いた通り、投資に既に興味がある、既にやっている人がこのブログに見に来ているだろうからあまり意味がないでしょうけどね……。

リフレ、インフレでも価値が上昇保持されるのは株式や金、不動産でしょうか。

実際中央政府が紙幣を刷るという選択肢は取れないです(発行券が無い)。

しかし、中央銀行が類する動きをしているのは間違いありません。巨大な資金供給をひたすら行っています。

マイナス金利、ゼロ金利でもインフレ率が上がらないのであれば、紙幣発行という手段を講ずるということも念頭にいれれば、インフレに波乗りするために、なおのこと価値が保持される株、金、不動産などで資産運用をするべきでしょう。

それではまた次回お会いしましょう。

 

※関連記事です。

コロナショックは、ドル需要が高まり一時的に大きくドル高にふれましたが、現在107円前後で安定しましたね。短期的には現金高ということもありえますね。

日本で労働収入があるのであれば、リスクヘッジとして外国資産を保有することは大いにありだと思います。日本というカントリーリスクのリスクヘッジに外国株などの資産はどうでしょうか。

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