タックスロス・セリング後の1月効果について

解説

タックスロス・セリングとは

含み損が出ている株式を売って実際に損を出し、所得税などの税金の支払いを少なくすること。

(中略)

年末にかけて、大きく株価を下げている銘柄に関しては、12月半ばにかけてさらに大きく下げる恐れが生じてくるのです。そして、この売りが一巡する年明け1月くらいからは、見直し買いが入ってくる場合があります。既にこの時期には、売り手もほぼ売りつくしているので、売り手がほとんど存在せず、結果的に株価が上昇しやすくなります。

東京東海証券/証券用語集

いわゆる、”損だし”というものですね。

支払う税金は1年の通算分になりますが、特に今年は年初からVOOが約26.6%も上昇していますから、利益を上げた投資家も多いのではないでしょうか。

VOOの年初リターンチャート

こうなるとどこかで含み損を抱えている株を売り、損を確定させ節税したいはずです。

1月効果とは?何が上昇するの?

さて、損を確定させるために下がっている銘柄に売り圧力がかかるため、大きく株価が下がります。

そしてその下がった株価に買い戻しが入ることを1月効果と呼びます。

相場における季節性のアノマリー(経験則)の一種。株式相場では、1月の収益率が他の月よりも高くなりやすい現象のことをいう。税金対策としての売りが年末に出る一方で、年明けには新規の投資資金が流入しやすいほか、大型株に比べて小型株が上昇しやすいともいわれている。また、為替相場では、1月の相場の方向性がその年の年間通してのトレンドになりやすい現象のことをいう。

1月効果/野村証券証券用語解説集

大型株に比べて小型株が上昇すると言われています。

特に今年はS&P500の上昇率を見ても、大型株は大きく躍進した年でありますから、やはり上昇するのは小型株と言えますでしょう。

さて、小型株といえばラッセル2000(アメリカ上場企業の時価総額上位1001~3000位までの2000社の加重平均)指数です。

ラッセル2000の取り扱うバンガード社のVTWOのチャートの12月にラインを引いたのが、下記画像です。

2014年末は下げてしまっていますね。この年はチャイナ・ショックなどもあって外的要因が強かったようです。

2017年末は最終的に大きく上昇していますが、2018年1月まで上昇してから一度大きく下げてしまっています。

これを見ると、1月効果はタイミングを測るのが非常に難しいのが分かります。

上昇しつづけているのもあれば、一度下がってから上がるのもあります。

12月中旬~1月頃から買いは入るはずなのですが、下がってしまっている年もありますから、あくまで勝率が高い根拠があるアノマリーにとどめておくべきでしょうね。

また今年はずっと米中貿易戦争で先行きが不透明なところから、小型株が上昇することは有りませんでした。

既に株価上昇に圧力が加わって上昇しきれてない事を考えると、仮に上昇するなら下げることなく上がるかもしれませんね。

売り手が尽きる12月中旬頃から冬のボーナスを使おう

何にせよ12月は冬のボーナスが出ます。

一気に使うことはないかもしれませんが、このアノマリーを見てしまったからには12月の中旬、15日以降に使おうと思います。

私は長期投資派なんで別にこのアノマリーに何か特別大きな影響を受けることはないのですが。

ただし今年は一つ問題があります、それは米中貿易摩擦の追加関税が12月15日に差し迫っているという点です。

個人的には今までの経緯から、一部合意は15日までに達成されるか、無理でも追加関税は見送られると踏んでいるのですが。

そうすると、15日の追加関税見送りによって市場の株価は上昇するため15日を待ってしまうと……もしかしたら割高で買付をしてしまうかもしれません。

 

今年のタックスロスセリングから生じる1月効果を狙うのは、この点が悩みどころでしょう。私は15日を過ぎてから買付に動こうと思います。

それではまた次回お会いしましょう!

※関連記事です

直近もドル円が109.7円から数日で108.4円まで乱高下したりと市場はなんとも読めない状態です。そもそも市場を読むのは無理だと思いますが……。

アノマリーは10月は株安、など色々あります。中には根拠があるものもありますから、バカには出来ません。

※ランキングに参加しています、クリックしていただけると嬉しいです。(クリックするとランキングに飛びます)


解説
シェアする
仕事辞めたい男の投資ブログ

コメント