コロナ懸念からFRBはFF金利0.5%緊急利下げへ―米国経済指標は軒並み好調―

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2月の米国ISM製造業景況感指数は50.1

米供給管理協会(ISM)が2日公表した2月の製造業景気指数は50.1と、前月の50.9から低下し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の50.5も下回った。新型コロナウイルスの急速な感染拡大に伴う供給網の混乱に関する懸念を反映した。

米ISM製造業景気指数、2月は低下 新型ウイルス巡る懸念反映

2月の米国ISM製造業景況感指数は、50.1とギリギリ景気拡大の水準でした。

ほぼ現状維持と見ても良いかもしれません。

数日前には株価がリーマンショック以来の大幅下げを記録していますが、一方でISM製造業景況感指数はそこまで悲観的な数字ではないと言えます。

もちろん先月は50.9だったことから前月からは下落しているという事実は変わらないのですが、コロナの影響を加味してもなお50を上回っているというのは心強い内容になりますね。

2月の米国ISM非製造業景況感指数は57.3

米供給管理協会(ISM)が4日発表した2月の非製造業総合指数(NMI)は57.3と、2019年2月以来、1年ぶりの高水準となった。新型コロナウイルスの感染が拡大する中でも米経済に基調的な底堅さがあることを示唆した。

米ISM非製造業総合指数、2月は1年ぶり高水準

一方で2月はコロナウイルスの影響が出始めた月ながら、まさかの1月から数値を上昇させてきました。

米国経済はリセッション入り懸念をするような状況では無いのが数字で分かります。

景気拡大を強くしていると見ることができるので、2020年にリセッション入りすると言われて久しいのですが、それが本当なのか疑問が生じますね。

昨年の米中通商合意から右肩上がりです、未だ50を下回る動きを見せていません。

現在60を照準圏内に推移しており、今年大統領選挙であることを考えるとトランプ大統領が評獲得のために暴れるのは間違いないです。

景気が中折れするような事は絶対に許さないのではないかなと思います。

FRBへの圧力もですが、関税を良いように使いまくってドル指数を操作していたように思います。

FRB、政策金利0.5ポイント利下げ

米連邦公開市場委員会(FOMC)は3日に臨時会合を開催し、0.5ポイントの緊急利下げを全会一致で決定した。新型コロナウイルス感染の広がりで過去最長の米景気拡大が減速または失速するとの懸念が高まる中、対応に踏み切った。

FOMCが0.5ポイント緊急利下げ、新型コロナの景気リスク警戒

コロナウイルスの経済への影響を懸念し、以前の利下げと同様保険的な利下げというスタンスなのは同じだと思われます。

しかしこの決定を受けても市場の反応は限定的で、ドル指数も大きく下落することもありませんでした。

コラム:FRB利下げに日欧の援護射撃なし、G7協調の信頼性
S&P500推移

個人的にもこれは同意で、そもそも利下げしたってコロナウイルスが駆除できるわけでもないからですね。

ましてやISMやADP雇用統計など様々な数字で米国経済の力強さを実感しているところで、0.5%も利下げをするというのはなんというか、コロナのことを差し引いてもバブルを誘発するようにしか思えません。

今後コロナウイルスについてどのような展開になるかは不明ですが、暖かくなって普通に収束した時に果たしてこれ利上げしてバランスを取るのか?と考えると多分取らないでしょう。

少なくとも大統領選挙までは取らなそう。

そもそも今回の利下げってFRBの判断?株価下げたくないトランプ陣営の差し金……?とか変なこと考えちゃいますね。

  連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は記者会見で、「経済見通しに対する新たなリスクを前にし、米経済の力強さを維持できるよう、この措置を講じた」と説明。「新型コロナウイルスの感染拡大が新たな課題とリスクをもたらした」とも語った。

コラム:FRB利下げに日欧の援護射撃なし、G7協調の信頼性

しかし予防で利下げカード2枚使ってよかったんですかね?

昨年も予防的利下げで0.25ポイント下げましたけど、今回は0.5ポイントですからね。

コロナで利下げするなら0.25程度かと思ってました。

金融政策ってそもそも景気が動いてから追随してバランスを取るように利下げ利上げをするものだと思ってましたが、難しいものですね。

2月ADP民間雇用者数も好調

ADPリサーチ・インスティテュートが4日発表した2月の米民間雇用者数は、市場予想を上回る伸びとなった。新型コロナウイルスの感染拡大が米経済に影響を与え始める中で、雇用市場は堅調さを維持したことが示唆された。

米ADP民間雇用者数:2月は18.3万人増-市場予想上回る伸び

ADP民間雇用者数は18.3万人増と市場予想を上回りました。予想は17万人増でした。

ISMの製造業、非製造業両指数とともに、ADPの民間雇用者数も数字としては景気の力強さを感じさせるものがありますね。

コロナウイルスは個人消費への打撃も懸念されていましたが、雇用という側面では停滞する懸念はなさそうですね。

コロナの影響はこれから、という状態でしょうが利下げする程なのかなぁ、というのが素人目の考えです。

普通に考えれば株価もドル指数も上がると思うが……

こればかりはウイルスなので分かりません。

わからないのですが、まず大きく反応した分大きく戻すのが情報技術セクターだと思います。


とりあえず適当にマイクロソフト、アップル、アルファベットのチャートを貼りました。

利下げまでしてしまっていて、コロナ懸念が後退すればコロナ前の株価を越して最高値更新するかもしれません。

が、一方で2018年末の世界同時株安以来の本格的な調整ともいえ、新型コロナウイルス懸念が続き本格的に米国経済がリセッション入りすれば当然これ以上の大幅下落が待っているでしょう。

VIX指数は未だ高水準で推移しており、市場の不安はまだまだ続きそうです。

なお、記事を書いている時点でのドル円レートは106.8円とかなり円高になってきました。

※そのあと更に105円台に一瞬突入しました。

利下げ込みでも110円が適正くらいだと今でも思っているんですけど、2月のISMや労働指標はすでに織り込み済みだった、という感じでしょうか。

円高になれば外国株多く買えるんで別に良いんですが、なんか腑に落ちない動きです。

コロナ懸念って意味では日本の方が遥かに現状懸念されるわけで、少なくともコロナについて言えば円安にならなきゃおかしい。

ドル円ロングでちょっとだけ持ってみようかなと思います。なんかやられそうだけど。

いずれにせよ、一気に資金を投入することは危険ですね。

ここが底だとか、ちょっと反発して落ちるナイフは床に刺さったとか考えて全力で買いやレバレッジをかけるというのは止めておきましょう。

定期的な積立投資に限ります、投資対象を選ぶのに頭悩ませるんですけどね。

それではまた次回お会いしましょう。

※関連記事です

下落中の3月投資会議です。この記事からドル円は110円が妥当だと書いていますが、根拠はただのフィーリングですので戯言だと思ってください。

無風だと思われていたアメリカでも多く感染者が出てきました。ここから大きく下落していったんですよね。

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