オーストラリアの森林火災で豪ドル軟調続き

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森林火災の被害が未だ続いているようです

オーストラリア(豪)ドルの上値が重い。イランと米国の軍事衝突への過度な警戒感が和らいだ8日の海外市場では、対米ドルの高値は1豪ドル=0.68米ドル台後半と0.70米ドル前後だった昨年末の水準は取り戻せていない。地政学的リスクの後退は豪ドルの買い材料になるものの、被害が広範囲にわたっている森林火災が、オーストラリア経済の下押し圧力になるとの警戒感が失地回復を阻んでいる。

上値重い豪ドル、森林火災が阻む失地回復
みんかぶFXより

豪ドル円レートは現在日足でこの様に推移しています。

オーストラリアは中国との取引が非常に多く、そのため米中貿易摩擦の影響をもろに受ける形になっていますね。

2019年末にかけて、豪ドルは価格を上げてきましたが、どうしても上がりきらずに下がってしまいました。

米中通商合意第一弾の署名が控えている中でも、上値は重く、米中関係とは別にオーストラリア森林火災による地政学的リスクが原因だと考えられます。

オーストラリアでは自然現象の一つとして森林火災が多発しており、これ自体はとやかく騒ぐものではないのですが、昨年末から続く大規模森林火災は過去最大規模といわれ、オーストラリア経済を直撃するレベルと言われています。

そのため、米中貿易摩擦の懸念とは別に豪ドルが軟調になっているというわけです。

経済への影響は?

 豪非営利団体(NPO)「クライメート・カウンシル」は、農産物の減少や労働生産性の低下による累積損失が2030年までに190億豪ドル(約1兆4371億円)、50年までに2110億豪ドル、2100年までに4兆豪ドルにも達する恐れがあると予想する。

 シティグループの豪州担当シニアエコノミスト、ジョシュ・ウィリアムソン氏は「こうした出来事はもっと頻発する恐れがあり、豪経済にさらなる衝撃が及ぶ可能性がある」と警鐘を鳴らす。シティグループは日照り続きで農業生産高が2割減れば、GDPを0.5ポイント下押しする可能性があると予想する。

森林火災が豪州経済を直撃 GDP0.5ポイント下げへ、金融市場にも波及

この火災への対応で多くの労働者等の時間が奪われていますが、特に農業については大きな打撃を与えることが予想されています。

いまだ可能性の話ではあるものの、GDPを0.5ポイント押し下げるとも言われており、30年近い景気拡大の終焉が見られています。

四半期ごとのGDP推移で連続2回マイナス水域になると景気後退と言われていますがオーストラリアでは長らく景気拡大を続けていきました。

動物の犠牲も多く伝えられていますが、経済への影響も見過ごせない水域となっています。

ついでにオーストラリア首相も支持率低下

モリソン首相は、森林火災が深刻化するなか、家族でハワイに休暇旅行にでかけるなどして、厳しい非難を浴びている。首相は12日のテレビインタビューで、いくつかの過ちを犯したと認めた。

豪首相の支持率、就任以来最低に 森林火災対応への批判鮮明

この人森林火災が起きてる中、ハワイ旅行行ってめちゃくちゃ叩かれてましたね。

アメリカの大統領選挙と違って、そこまで注目度もないし、これだけで何か経済に大きな影響を与えるわけではないのですが、とりあえずついでに。

豪ドル円はずーっと安い水準

豪ドル円って歴史的に見ても80円を基準にそれ以下だと安いですよね。

豪ドル円長期チャート

昨年一瞬豪ドル円が70円を下回りました。嘘だろって感じでしたが70円付近自体、遡るとリーマンショックの時まで戻ります。

現在オーストラリアの森林火災で上値が重いのですが、米中関係が通常通りになれば80円は余裕で超える基準になるため現在の豪ドル円は割安水準に置かれています。

しかしながら、このオーストラリア森林火災は経済への影響が大きいことから、利下げの可能性まで懸念されています。

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は猛暑と気温の変動が労働生産性と生産活動を妨げ、長期的な中立金利(景気を抑制も刺激もしない金利水準)に影響を及ぼしかねないと牽制(けんせい)する。

 同中銀は、保険会社による損害請求額の支払い増加や資産のバリュエーション(価値)急変に伴い、金融安定リスクも表面化すると警告している。

支持率、就任以来最低に 森林火災対応への批判鮮明

うむむ、金利が下がると金融セクターが苦しむことになります。

そうすると、オーストラリアの超高配当のウエストパック銀行への影響が心配になります。

タダでさえマネーロンダリング疑惑で大きな制裁金を支払うかどうかで株価激落ちくん状態なのに!

米中通商合意後も下がった株価が戻りません。

まぁリーマン・ショック時には9ドルまで到達したときもあったので17ドルなんてまだまだwwwと余裕の下がる余地を見せていますね。

ここで利下げとなれば更にWBKも軟調傾向になります。豪ドル円も更に上値が重くなることでしょう。

個人的には長期間に渡る前人未到の30年景気拡大目指しているオーストラリアには頑張って欲しいのですが、自然災害ばかりはどうしようもないですね。

オーストラリアといえばBHPビリトンが世界最大の鉱業会社も有名です、こちらは輸出メインですから豪ドル安はメリットになりますね。

オーストラリア経済が心配ですが、BHPもWBKもオーストラリア高配当銘柄ということで要チェックですね。

それではまた次回お会いしましょう。

※関連記事です

ウエストパック銀行はマネロン疑惑で株価を更に下げています。こういう財務上ではない悪いニュースで株価が下がった時は買いなのですが、どうしようかなやんでいます。

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