インフレ対策という観点だと配当株再投資って微妙か。

検討

お金を増やす以外の観点からの資産運用

資産運用、投資はもっぱらお金を増やすことにばかり目が行きがちです。

いや、投資している以上お金増やす事以外に正義はないんですが。

私がそもそも投資を始めた最初の理由は、実はお金を増やす目的ではなく(増えたらラッキーだけど)、どちらかと言えば減らさない目的でした。

当時読書にハマった友人から「インフレ対策で株を持っておくといいらしいって本に書いてあった!売上が上がれば株価は上がるし、お金の価値が下がれば相対的に株価があがるからだって!」と言われたことから起因します。

情けない話、全くアーリーリタイアをしたくて投資にたどり着いたのではないのです。

当時は「仕事はしたくないがしないといけない、せいぜい早期退職して年金生活までしのぐ事くらいか」としか考えていませんでした。

 

さて、そういうことでお金を増やすというのと同時に、インフレに対するリスクヘッジ的な意味で投資をすべきという観点もあります。

お金を増やす・守るという意味での資産”運用”なんですね。

もちろんお金を増やすことで守っているというのもありますが、実質的にキャピタル・インカム的な利益を狙うのと、資産価値減少を防ぐという目的別で考えると全く異なると言えます。

将来インフレすることを前提にするべき

米国のインフレ率
EUのインフレ率
日本のインフレ率

長期に渡るインフレ率を見ると、米国と日本は特に2000年頃から明確に差が出てきてしまっています。

もちろんインフレもデフレも極端になると良くないのですが、経済拡大には適度なインフレが必須。

日本はいわゆるアベノミクスが始まる2013年からなんとかインフレ基調になってきていますね、これが続けばいいのだけど。

コロナショックによって一時的にデフレが生じるでしょうが、将来的には結局インフレしていくのは歴史的に明らかですね。

現金は価値を落としていく、これは間違いなく起こりうることです。

配当投資ではインフレに波乗り出来ないのでは?

株はインフレ対策になります。

インフレすれば物価が上がり売上が上がるため株価上昇圧力が向くからです。また貨幣価値が下がることで相対的に株価が上がるため、インフレしても株価も同じく上がることが想定出来るためです。

つまり長期的にバイ・アンド・ホールドをする前提ではありますが、現金で持ち続けているよりかは株で保有している場合のほうがインフレによる価値減少を防ぐことが出来ます。

しかしながらこの理論には一つ問題点があります。

それは、個別株ではインフレ波乗りには不適応という点です。インフレというマクロな観点での事象に対して、個別株というミクロな単位がインフレ率と同様の株価上昇を見せるとは限らないからです。

つまり市場平均を目指すようなETFに投資する必要がある、という事になります。

 

さて、その観点で言うと高配当株投資、配当再投資戦略がかなり微妙になります。

なぜなら基本的に高配当株投資するということは、基本的には個別株投資になるからです。

高配当ETFなどもありますが、高配当というのは基本的にセクターが固まっているため、市場平均を目指したETFには該当しません。

 

次に配当投資は配当自体があるからその分インフレ対策になるのではないか?という観点も微妙です。

第一に、配当には課税がされ、減った状態で自分の手元に残るからですね。配当を再投資する事で多少は改善されるでしょうが。

次に連続増配株も、インフレ率を考慮するとその実増配出来ていない可能性があるからです。毎年1%の配当増配、インフレ率3%とすれば普通に減配しています。

もちろんこんなクソみたいな増配率の銘柄はなかなかありませんが(笑)

ただ、増配率はインフレ率を相殺して考える必要が少なくともあるということですね。

 

もちろんインフレ波乗りが全く出来ない現金状態よりはマシではありますが、配当は少なくとも完全には波乗りしきれないかもしれません。

一方でデフレ下では配当が光るでしょう。株価も下落基調ですし、そんな中で連続増配銘柄からは増配された配当が来るのは増配以上にデフレで貨幣価値が下がった分上乗せされます。

ですが、長期的にインフレするという観点を持っているのであれば、それも望み薄という感じでしょうか。

私個人としての目標は、あくまで配当生活によるアーリーリタイアを主眼としているものではありますし、10年後に物価が半分になってるなんてことは無いと思いますのでこのまま配当戦略は継続することになると思います。

しかしアーリーリタイアしたあとの人生が下手したら5,60年あると考えると、保有資産全てが配当株というのは考えものな気がしてきました。

投資をしていると、自分の投資スタイルがどんどん変わっていってしまいそうになりますね。

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

※関連記事です

投資を始めるキッカケは友人の言葉でした。

経済拡大する程度の程よいインフレをリフレーションと言いますね。

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