インデックス投資ってお手軽だけど難易度は結局高い

検討

暴落時のインデックス投資の安心感

インデックス投資は、経済拡大の波に乗ることを基本とする投資方法です。

経済拡大するため、市場平均の指数は右肩上がりとなるという前提で考えることができ、市場全体に投資をするため分散投資にもなるというお手軽な投資です。

1970-2020のS&P500

短期では暴落やボラティリティが高くとも、最終的に長期的には右肩上がりになるということを前提に脳死インデックス投資が「最終的には必ず報われる」と信じることで無限ナンピンになろうが、ただ定額定期積立をすればいいわけですね。

ここ20年で見ればドットコムバブルやリーマンショックで大きく下げながらも積立投資をしていけば大きく価格を上昇させた事は分かります。

この市場平均を超えることを目指して多く取引を繰り返す投資信託をパッシブファンド、市場平均に追随することを目的にする投資信託をインデックスファンドと呼びます。

多くのパッシブファンドがこの市場平均を超えることが出来なかったという話もあるくらい、長期においての確実な資産形成手段の一つと呼ばれます。

脳死で長期で積み立てたら、ほぼ勝つことができる、というこのお手軽で楽々な投資に文句をつける気はないのですが、個人的にこの投資はお手軽であっても難易度は高いと考えます。

SPY2000年~現在のリターンチャート

SPYのここ20年チャートです。

2000年にSPYを投資したら、ドットコムバブルが弾けて死亡、それでも数多の投資家たちの屍を乗り越えて、根性で積み立てたら今度はリーマンショックで死亡、それでも死屍累々の相場を更に耐えて投資をし続けたらご褒美が待っている。

このチャートを見ると分かりますが、10年で1年目の買付価格をようやく上回る水準に達します。

この間積立投資をしており、ナンピンが成功して平均取得価格はぐっと抑えられているため確かに1年目の水準に戻るだけでプラスになります。

信じ続けるという難しさ

が、この10年間元の水準に戻るまで(2007~2008は一度戻ったけど)、定期積立投資をし続けるとか、もはや悟りの境地です。

インデックス投資が素晴らしいのは①個別の銘柄分析をする必要がない②長期で見れば右肩上がり③分散投資ができるという点です。

この内②について10~20年信じ続ける必要がある場合があるということですね。

複利が働くため、インデックスの年利リターンがプラスであれば、角度に差はあれど二次関数のような形になります。

1950年からの超長期チャートで、青がS&P500、オレンジがNYダウです。

もはや異次元な感じで上昇しています。

こう見ると、2000~2010年の大暴落なんてどうでも良くなりますね。ですがそれは結果を知っているからホールドが良かったという、ただの結果論です。

実際に投資をして、暴落しても積立投資ができるか?というと、ちゃんと経済拡大に波乗りする、いずれ元に戻るとナンピンを続ける意思の強さが求められます。

この点、株価も見ないで口座から勝手に自動で引き落とされて勝手に投資をしてくれる、みたいな本当に投資に無頓着でとりあえずやってみました損したら仕方がない程度でやっている人の方が向いていますね。

毎週毎月株価を見てると嫌になってしまいますから。

買うは易し、売るは難しの出口戦略の必要性

そしてこの資産形成は、あくまで売らなければ評価額という未確定の価値に過ぎません。

売って、利益確定したあと税金を払って、なお手元に残ったお金が利益分になります。

投資は買って売って初めて成立するので、さもインデックス投資は定期的に買えば良いと入り口だけ簡単だと伝えて、いつ売るか?という出口戦略に触れている人がほぼいないのが現状です。

もちろん、これは投資全体に言えることです。

稼ぐ基本中の基本、安く買って高く売る。インデックス投資は高くなるのを時間で待つ投資です。

ただ、安く買って高く売るという基本の内、買いは定期積立で良いなら、インデックス投資における売りはどうするか?という点は他の投資と同じなのです。

売買はこの2つで成り立つのに片方しか説明できないのは、もちろん売りどきなんて運用している人次第だからというのもあります。

例を上げるとすれば、目標額に達したら売る、大きなライフイベントが来たら売る、一定期間(20年後)売る、などがありますね。

悟りの境地で買い続け、売り時も見極めるのは結局難しいよ

さも簡単に継続的に買い続ければいい、というシンプルな約束事項をあげて、優良なインデックスに投資をする(得てしてS&P500か全世界株式)というのが流行り文句です。

しかし継続は思ってるより難しいし、売りどき探すのは他と変わらないよって言ってる人が少ないような気がします。

まぁインデックス投資は上がることを信じて投資するので、株価が下がれば”割安だ、バーゲン状態だ!”と思うことができるかもしれませんね。

5年続いてもそう思って継続できればですが……。

結局多少形態は違えど、ETFと個別株って性質は同じなわけで、この点は無視しちゃダメですよね。

インデックス投資が優秀なのはもちろんです、事実私もVYM、SPYD、VOOに投資をしています。

この3つは全てインカムを生み出しますが、VOOについてはいずれ売る必要があると認識しています。

おそらくそれはアーリーリタイアを始める時期か、今から20年後か、というところです。

それではまた次回お会いしましょう。

※関連記事です

インデックス投資について、あまりにもお手軽、楽というイメージが先行しすぎている気がします。ETF、投資信託を通じた指数への投資ですから、直接に市場平均へ分散投資をしているのではない、という点に注意です。トラッキング(指数連動性)に誤りが生じる恐れもありますよね。

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