【XOM】エクソンモービル、第3四半期は前年比利益半減

銘柄分析

11月1日決算発表

米石油大手エクソンモービル(XOM.N)とシェブロン(CVX.N) が1日に発表した第3・四半期決算は、生産増にもかかわらず原油安が重しとなり、大幅な減益となった。

米エクソンとシェブロン、第3四半期は大幅減益 原油安重し

原油安は恒常的なものとなりつつあります。

原油価格チャート

原油価格は現在56ドル程度で、これはOPECの原油減産によってなんとか価格を釣り上げているところです。

シェール革命以降ここ5年ちかく40~60ドルを推移しており、石油企業は収益のギリギリのラインで戦っている形になります。

各社代替エネルギーへの投資や、シェール採掘事業を拡大させ原油価格に左右されない構造を目指しています。

しかしながら、それでも原油価格が下がれば売上が下がるのが辛いところですね。

純利益は前年比約半減

エクソンモービルの純利益を比較すると昨年と比べて著しく低下していることが分かります。

決算書を見ても原油価格が低いからという理由ばかりが主張されていましたね。

生産量を増やし、コストは削減したけれども売上が伸びなかったのが分かります。1~9月までの通算でも、前年比-42%ですので、株価が下がるのではないかなと思います。

具体的な損益計算書は以下の通りです。

これを見ると分かるのですが、

「Total revenues~」がまず売上で、前年3Qより11000低下しています。

次に、「Total costs~ 」が生産や販売コストで、これが前年より下がっていることが分かります。

つまり、増産しても売上も下がったが、生産コストも下がっていますので、ここからコスト改善はしたが売上(原油価格減少)によって利益が出なかったことが分かります。

したがって、利益ギリギリラインに近づいてしまったが故に、純利益がガクンと下がってしまい前年比半減したのですね。

EPSは市場予想の0.67ドルより高い0.75ドルでした。

なお、増産云々というのは以下のところで確認できました。

「Earnings and Volume Summary」というページが生産についてのページです。

ここのCommentsに、増産したが価格の低下とは相殺できなかった記載があります。

Prices-1510、Volumes+230ですので、価格低下にやられていますね。

個人的には悪い決算では無いと思う

市場は既に原油価格低下による大幅減益を織り込み済みです。

また、増産した上で、コストが下がっているので、生産効率が上がっていることが分かります。

3QのEPS市場予想が0.67ドルに対して、実際は0.75ドルでしたので、むしろ予想より良かったと言えます。

10月31日~11月1日のエクソンの株価は以下の通りでした。

2ドルほど上昇しました。様子見せずに決算前に買えばよかった(笑)

米国株は決算見て考えてから投資だとこうやって間に合わないので、予想して買うか、淡々と買うかのどっちかしか無いですね。

私としては、ひとまず企業のコスト改善が見られたので満足した決算でした。今月はエクソンモービル買い増しでもいいな、って心が揺さぶられ中です!

それではまた次回お会いしましょう!

※関連記事です

エクソンモービルはS&P格付けAA+と財務の健全性ピカイチです。他のオイルメジャーの中でも最も健全性が高い銘柄です。配当利回りが最近は5%を超え始めましたね。

短期的には、原油安は続くため石油銘柄はキャピタル狙いには向かないでしょう。しかし私のようなバイ・アンド・ホールドをし、長期的なインカム狙いでは石油株はアリだと思います。

原油の大半はサウジアラビアが生産しています。先日の生産拠点攻撃で一時期原油価格が高騰しましたが、世界的にエネルギーとしての原油需要は高いです。供給が多いから安いだけで、常に供給を維持できるかは分かりません。

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