【RDS】ロイヤル・ダッチ・シェル2020Q1決算は市場予想を上回るも、減配発表!

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ロイヤル・ダッチ・シェルの2020年第1四半期決算が発表になりました。

今回の発表の大きな目玉はなんと言っても超超期間に渡って無減配だったロイヤル・ダッチ・シェルが減配したことですね。

配当は約1/3に!

英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルは30日、第2次世界大戦以降で初の減配を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた原油相場下落で、1-3月(第1四半期)は前年同期比で46%の減益となった。

発表資料によると、同社の取締役会は1-3月期の配当を1株当たり0.16ドルと、前期の0.47ドルから引き下げることを決めた。チャド・ホリデー会長は資料で、「経済的に不確実な時期が長期化するリスクや商品安、ボラティリティーの高まり、不透明な需要見通しを考慮すれば、現在の配当水準を維持するのは賢明ではないと取締役会は考えている」と説明した。

シェル、戦後初の減配-新型コロナに伴う原油安で1~3月は46%減益

決算概要の前にこちらをピックアップ。

ロイヤル・ダッチ・シェルの2020年第1四半期の配当は0.16ドルと発表がありました。

ロイヤル・ダッチ・シェルに特設ページがあって長々と言いわk……減配に至る事情説明がありました。

大きな歴史的決断と言えるでしょうね。

要約すれば、コロナの影響による原油需要の不透明、経済全体の長期不確実性を理由に、現在の配当を維持することは賢明ではないということのようです。また、条件が許す限りロイヤル・ダッチ・シェルの基本原理である株主への利益分配をするとのこと。

完全に同意しますわ……。

個人的にはロイヤル・ダッチ・シェルの判断は妥当だと思いますが、一方でエクソン、シェブロン、BPは配当を維持を表明しました(増配は不明)。

つまり、大手スーパーメジャー4社の中で、ロイヤル・ダッチ・シェルだけ別の方向に舵を切ったことになります。

決算概要

ロイヤル・ダッチ・シェルの決算のサマリーは以下のとおりです。

  • 売上は609.59億ドル(前年同期比約28.8%減)
  • 純利益は-2400万ドル
  • EPSは0ドル
  • フリーCFは121.33億ドル(前年同期4000万ドル)
  • 減配を発表、0.16ドル(0.47→0.16と、66%減)

ロイヤル・ダッチ・シェルは原油依存からの脱却を図り、天然ガスやその他代替エネルギーへ手掛けていました。

が、原油価格どころかエネルギー需要が減少するコロナの下ではどのエネルギーも供給過剰、価格下落は避けられませんね。

新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の減速の影響が、液化天然ガス(LNG)にも及んでいる。需要の急減や投資環境の悪化でプロジェクトの先送りや見直しが相次いでいる。新型コロナ危機の収束が長引けば、新興国を中心に拡大してきたLNGの導入にブレーキがかかる可能性がある。

(中略)

英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは米ルイジアナ州で検討してきたレイクチャールズLNGプロジェクトから撤退する。

コロナ危機、LNGに波及 需要減速で開発延期相次ぐ/日経新聞

ロイヤル・ダッチ・シェルだけではありませんが、多くのエネルギー会社が現在投資を見送りにしています。

ガス価格はコロナ前から下がっていたのにも関わらず、コロナショックを受けてしまったため、シェルは相当厳しい戦いを強いられていますね。

詳細

【売上について】

売上は600億2900万ドルでした、前年同期は856億6200万ドルです。

純利益は-2400万ドルでした、前年同期は61億5700万ドルです。

事業別の売上は次のとおりでした。

Integrated Gas:101億5700万ドル

Upstream:23億4400万ドル

Oil Products:442億9700万ドル

Chemicals:32億2100万ドル

Corporate:1100万ドル

原油関連事業が売上の8割近くを占めていますね。

【フリーCFについて】

フリーキャッシュフローについては、前年同期比で営業CFが増えて投資CFが減ったため大きく増えたようですね。

営業CFの詳細表をみると次のようになっています。

在庫が鬼のように増えていますね……。

営業CFが増えたと言っても、運転資本(在庫)が増加しただけですね。

実際の現金の流入という意味では、「Cash flow from operating activities excluding working captal movements(運転資本移動を除く営業CF)」を見たほうがいいですね。

運転資本移動を除く営業CFは、73億7300万ドル(前年同期が121億1300万ドル)と約40%も減少しています。

かなり厳しい状況ですね、こりゃ配当どころではない。

株価急落もやむを得ない

株価が下がった最大の要因は大幅な減配ですね。売上の減少自体は予想出来ていましたし、一応調整後純利益は28億6000万ドルと市場予想平均の22億9000万ドルを超えました。

さて、決算発表を受けてRDS.Bの株価は急落しました。

凄い急下降ですね(笑)

株価は、さすがに3月末の19ドルには到達出来ませんでしたが、かなり下落しました。

配当利回りは10以上あったのが、現在の減配の影響4.29%に……。

ってまだそんな高配当なのかよ(゚д゚)!

 

シェルは3年ほど増配しなかったので、コロナはいい減配のきっかけになったでしょうね。

先述の通り、他のスーパーメジャーと異なる選択をしたわけですが、シェルは配当に回すはずのお金を会社維持に回すことが出来ます。

一方で他のスーパーメジャーは配当が重しになっているわけですが、いつまで配当維持できるかという我慢比べ状況になっています。

どちらがいいとは今の段階では判断することが出来ませんね。

 

なお、余談ですが私はRDS.BとXOMを保有しています。どちらの会社も現状はホールド予定です。

個人的にはエネルギー需要は引き続き将来に渡り増加すると確信しているからです。

ですが、今買うのは落ちるナイフを掴むがごとくだというのは、私の2,3月のXOM、RDS.Bの買いで重々理解しました(笑)

当初の予定通り、株価低迷が続くことが予想されることから、買い増しするタイミングを狙うスタンスを変えるつもりはありません。

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

※関連記事です

ロイヤル・ダッチ・シェルの銘柄分析記事です。

石油銘柄に対する私のスタンスは超長期にわたるホールドはアリ、です。ただし、シェール革命以降原油価格が不安定ですので、体力のあるスーパーメジャーへ投資することが良いと思います。

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コメント

  1. あおば より:

    こんにちは、いつも楽しく拝見させていただいております。
    私もロイヤルダッチシェルを保有しており、今回の2、3月にかけて複数回に分けて購入しました。
    今、spydにするか、シェルを買い増すか、多少悩んでいます。
    もし、シェルを買い増すとしたら、いくら位を指値にしますか?

    • やめたい夫 より:

      あおば 様

      コメントありがとうございます!

      その2つで選ぶのなら、原油価格の低迷はまだ続きそうなので数カ月後でも石油株は割安で買えると考えてSPYDを選択します。

      シェルの指値ですが、シェルに関して言えば結構悪材料が出尽くしたと思っています。
      ここから下がるとすれば、市場がリスクオフムードになるときですが、こればかりは不明です。
      私であれば、3月末に記録した20ドルで指値設定して様子見します(刺さったらラッキーってことで)。
      本当に買い増ししたいのであれば、27~28ドルあたりで刺さるのを祈る感じでしょうか。
      さらに下であれば25ドルですね(減配後の配当利回り5%超え)。

      すみません、私は成行きで買付するので指値という感覚があまりないのでふわっとした回答になってしまいました……。
      今後とも宜しくお願いいたします。

  2. あおば より:

    返信いただきましてありがとうございました。
    今の自分とかなり似通ったお考えをお持ちで少しほっとしました。
    今回はシェルがまさかの減配と言うことで個別銘柄に投資するリスクを改めて痛感しました。
    当面は配当6パーセント越えを目安にspydに投資し、シェルは様子をみたいと思います。
    また機会があればコメントをさせてください。
    ありがとうございました。