【MO】アルトリアの第4四半期決算は失望誘う内容で株価下落

銘柄分析

ジュールラブズに逆風

「マールボロ」で知られる米たばこメーカーのアルトリア・グループは30日、米電子たばこメーカー、ジュール・ラブズへの投資で2019年10-12月(第4四半期)に評価損41億ドル(約4470億円)を計上したと発表した。同年7-9月(第3四半期)に続く評価損計上で、ジュールへの逆風は強まっている。

(中略)

アルトリアはまた、ジュールへのマーケティング上の支援をやめるなど、両社の協力を狭めた。規制上の問題への対応支援に集中するという。ジュールは甘いフレーバーで10代の若者を電子たばこに引きつけていると批判を浴びており、訴訟増加に直面している。

電子たばこジュールに逆風-アルトリアが評価損再び計上、協力縮小

電子タバコメーカージュールに対する評価損を計上しました。

アルトリアは、ジュールへの支援を縮小し、規制への対応支援のみになるようです。ジュール・ラブズへの投資は常に訴訟リスクを指摘されていました。

ジュール・ラブズへの投資が当面利益を生まないとの判断から、2020年から2022年にかけての調整後EPSについて、年平均成長率見通しを従来の5~8%から4~7%へと引き下げました。

電子タバコ自体は私もたばこメーカーは販売を進めるべきだと考えていますが、現在は訴訟に直面していますから、当面厳しいだろうというのは同意です。

決算内容

第4四半期の税引き後売上高は48億ドルでした。

市場予想は48.9億ドルでしたので、予想以下の結果になってしまいました。

調整後EPSは1.02と前年同期比7.4%増加で、市場予想と一致しました。

紙タバコは売上の殆どがマールボロが占めています。第4四半期は紙タバコの販売本数が前年比で8.7%減少しました。

また、通年では7.3%減少と、厳しい戦いが続いています。

アメリカでは、タバコの購入制限を21歳まで引き上げたため、販売本数の落ち込みが大きくなってしまったようですね。

さて、一方で紙タバコの売上高は前年比2.7%減少と販売本数よりも減少幅は控えめになっています。

これは決算レポートの内容から分かりますが、価格上昇させて減少幅を相殺している事が理由です。

依存性のあるたばこは、価格上昇に対して販売本数の減少が抑えられるため(需要が強い)、価格上昇による売上減少の相殺ができるということですね。

とは言え、無限に価格上昇することができるわけがないので、同社は大麻を取り扱うクロノス社を買収したり、ジュール・ラブズへの投資で電子タバコへも手を出しているわけですね。

通年による事業部門別の売上高です。

これを見ると分かりますが、紙タバコの減少に対して、無煙タバコ(SmokelessProducts)は売上高を上昇させています。

健康懸念として紙タバコから離れているだけで、娯楽としてのタバコ需要が下がったわけではないのですね。

無煙タバコの販売本数は右肩上がりのため、今後売上を伸ばし続けるものと思われます。

ジュール・ラブズへの投資も、最終的には誤りじゃないと思いますが、現段階では訴訟リスクが嫌われていますね。

決算を受けて、株価は6%以上下落

決算前は50.7ドルでしたが、決算を受けて現在47.5ドルまで下落しました(6.7%下落)。

配当利回りは再び7%の大台へ載せています。

昨年一瞬株価を40ドルまで下げた時は配当利回り8%という数字でしたが、現在の47ドルもいまだ割安圏内といったところで、利回りは7%となっています。

決算内容は悪くないと思うので、引き続き推移を見定めたい

売上減少は読めているところですので、この点はなんら裏切られたとは思いませんでした。

引き続き配当性向80%を目安に配当を支払い続けると明言しています。

ジュールへの投資が当面報われないことから、EPS成長率見通しを今後は4~7%に下げると決算には記載していましたが、いまだ強気な姿勢だなという印象です。

昨年40ドルで25株買い付けましたが、いずれこの水準であれば買い増しをしたいなと思います。

それではまた次回お会いしましょう。

※関連記事です

アルトリアの銘柄分析記事です。見通しが良くないため、株価は軟調傾向です。

電子タバコへの規制や、タバコの販売年齢を21歳まで引き上げられたりとタバコ株への逆風は強まるばかりです。

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