【KO】コカ・コーラ銘柄分析 世界最大のノンアルコール飲料会社

銘柄分析

データを2019年反映版に変更しました、コメント等はほぼ変更していません。

基本情報

会社名: The Coca-Cola Company

ティッカー:KO

セクター:生活必需品

S&P格付け:A+

PER:29.86(2020/02/21時点)

ROE:48.27 (2020/02/21時点)

株価:58.65 (2020/02/25時点)

配当利回り:2.74% (2020/02/21時点)

配当月:3,6,9,12月

同業種内時価総額1位

時価総額1968億ドルです。ちなみにマイクロソフトはこれの4倍以上あります、化け物か。

ちなみに売上高は6位と若干見劣ります。

売上同業種1位はペプシコで、大体2倍以上の売上差があります。

 

世界的な健康志向、肥満懸念からメインウェポンである「コカ・コーラ」の売上をガクッと落としています。

一方でダイエットコークの数量は増えており、

「これはゼロカロリーだから、いくら飲んでも太らないんだ、HAHAHA!」

という単純な戦略が成功しているのが分かります。

ちなみに一時期、人工甘味料(アステルパームなど)が体に悪いという噂が流れましたが本当なんでしょうか。

発がん性があるだの、血糖値を上げてしまうだの、むしろ太りやすい体になるだの……。

甘さを感じたのに糖分が無いため、体が混乱してより糖分を摂取しようとして摂食を促すため結果太るとも聞きます。

うーん、大丈夫かゼロコーラ!

連続増配年数57年

コカ・コーラ社が投資家の間で知られているのは、大企業であるとともに信頼の連続増配年数57年のこの年数です。

いわゆる増配王ってやつで、これは現状限られた会社しか存在しておりません。

このクラスの会社はよほどのことがない限り増配を辞めることはないと思います。

ホールドした上で増配を楽しみにするというのが出来る、安心できる会社は数少ないでしょう。

ボトリング事業

世界200カ国以上で販売されているコカ・コーラですが、その販売手法をボトリング事業と呼びます。

原液を各国のボトル契約をした”ボトラー”たちに販売し、ボトラーたちが原液を元にコーラを作成し販売するという形です。

現在このボトル契約を再編成しコスト削減、売上高を伸ばしています。

なおコカ・コーラ社の製品としては、他にスプライト、ファンタなどがあります。

個人的にどちらも好きな商品です(ファンタメロンソーダは飲み放題で絶対頼みます)。

財務諸表

【高い営業CFマージン】

22%前後を推移するグラフで、価格支配力があることが伺えます。

最新の2019年は売上が伸びてCFマージンが28%まで上昇しました。収益力を維持したまま売上を伸ばしたため素晴らしい数字となっています。

コカ・コーラのレシピって未だに分かっていないのでしたっけ?

数ある炭酸飲料の中でも依存性がある美味しい炭酸ジュースですからね、売上からキャッシュを創造する力があるのは心強いです。

【下がる売上高】

近年は売上高を下げています。

先に紹介した通り、肥満懸念からなる売上減少の効果です。

現在非炭酸飲料に力を入れている形です、健康志向の消費者向けの商品の売上高を伸ばしており、今季は2018年の売上高を超えていく見通しです。

今後の売上高に期待ですね。

【フリーキャッシュフローは安定してプラス】

投資CFはほぼマイナス(2018年だけプラス)で、無理なく投資をしながら現金を手元に残すことが出来ています。

フリーCFは投資CFがプラスの2018年以外も安定したキャッシュを創出していることが分かります。

ボトリング事業はその事業形態から非常に安定した収益を見込めるため、キャッシュ創出力が秀でているのですね。

DER

DEレシオは近年増加傾向になっています。

なお、2019年時点では1.44と下がっているため連続で減少傾向になっています。

なお同業種のペプシコが2~3を推移しており、そこまで高い数値ではない模様。

石油スーパーメジャーは余裕の1以下なのでさすがといった感じですが、だからといってコカ・コーラが財務上ダメというわけではない。

チャートと自社株数推移

チャート

コカ・コーラ社は1998年に株価をぐっと上げた後、その次同じ株価を記録するのに10年以上かけています。

また1998年では配当利回りは現在のように3%もなく、1.5%程度であったので、この時期に買ったまま現在までホールドしている人が何人いるのでしょうか。

この時期ITバブルがあったとはいえ、果たしてその熱狂の波にコカ・コーラ社が乗れたのも疑問で、一体この時期に何があったのか気になるところです。

ここ10年は右肩上がりのきれいなチャートを描いています。

配当利回りは2014~2019年まで3~3.5%台でしたが、現在は下がって2.7%です。

発行済株式数推移

青グラフが発行済株数、オレンジが減少率です(マイナスは発行数増加)

近年の株価上昇は、純粋に一定の自社株買いの効果だと思われます。

2008年、2010年は増えてますが、それ以外は安定して1~1.5%で買付を行っています。

株主還元の方法は増配と自社株買いの2つの方法がありますが、コカ・コーラ社は増配と継続的な約1%の自社株買いを行う方針なのでしょう。

2019年は自社株買いを止め、発行済株式数は少し増えました。

配当推移、配当性向と配当利回り推移

配当推移、配当性向

例にももれず、2017年は税制改革の影響で配当性向が異次元。

美しすぎる右肩上がりのグラフ。

売上高を下げた2018年は配当性向が104%です。

売上高が下がっている2014~2019はどれも配当性向が高く苦しい展開になっています。

2019年は好調でやはり配当性向を下げてきました。数字としては77%。

連続増配57年と増配は0.04ドルずつ増えていますので、今後も見据えた増配でしょうね。

こういう超長期の連続増配銘柄は、事業が好調になろうがほんのちょっとしか増配しません。

配当利回り推移

近年は3%~3.5%を推移していましたが、それ以前は3%を下回っていました。

それ以前は2.5%~3%、といった感じですね。

配当利回りは株価の停滞に伴い上昇傾向でしたが、最近決算が良好だったのでまたまた下落傾向。

配当利回りが3.5%近くになったときが買い増しのタイミングかもしれませんね。

もしかしたら、訴訟リスク等で株価が一気に下落するかもしれませんが。

コカ・コーラは有害成分の有無などの関係で訴訟を起こされたりはしていますが、現状大きい訴訟リスクは無いと言えます。

単にめちゃくちゃ美味いけど砂糖ドバドバ商品って感じなので、訴訟自体にはならないと思いますが、体内に摂取するものであるのでないとは言えませんね。

おそらく本格的なリセッションに入ったりしないと配当利回り3.5%は見えてこないのではないかと思います。

3%を超えたら投資で良いかな、と思いますね。

総評

高いキャッシュ創出能力と、積極的な自社株買い、信頼の連続増配57年の増配王。バイ・アンド・ホールドに適した株主還元重視の株

といった感じでしょうか。

近年売上高が減少中だったのですが、2019年1月にイギリスコーヒーチェーン店コスタを買収、売上高は上昇させています。

また2019年の1期、2期とも決算内容が良好でしたので今後の見通しは非常に良いものと見られています。

流石にここからグロース株になるとは思えない事業内容なのですが、コカ・コーラ社はマーケティングがすごく上手な会社という印象です。

面白い話があって、調査員を雇って飲食店で「コーク」と頼んで出された飲料を分析し、コカ・コーラ以外の商品を出した会社には訴訟を起こしました。

結果訴えられるくらいならと中小飲食店はコカ・コーラとほぼ専売契約を結ぶ結果になりました。

コーク=コカ・コーラというイメージ戦略とともに、訴訟のプレッシャーが結果売上を伸ばし、飲料における独占的地位を築いた一因となったそうです。

売上高割合としては、北米が36.9%と、そこまで偏っておらず、世界幅広く売上を伸ばしています。

その一方で現在どこの国も金融政策で低金利政策をしている影響か米ドルが強くなってしまっており、苦戦しています。

個人的に、普段の飲料は水か鶴瓶(麦茶の水出しパック)ですので、コカ・コーラが生活必需品セクターであることに若干疑問があったりしますが、これは倹約している人間だけの話でしょう。

今後も長くコカ・コーラは世界中の人々に愛されると思いますし、株主還元に積極的でバイ・アンド・ホールドに適した会社だと思います。

私もスキあらば下落したところを拾っていきたいと思います。

それではまた次回お会いしましょう!

※同業種の飲料・スナック菓子メーカーのペプシコの銘柄分析記事です。

こういった連続増配銘柄は、将来に渡る安定的な不労所得として期待ができます。持っているだけで時間の経過が楽しくなりますよ。

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