【IBM】アイ・ビー・エム2020年第1四半期決算概要

銘柄分析

アイ・ビー・エム2020年Q1決算概要記事です。

20年通気見通しは撤回したものの、IBMはコロナの影響が比較的軽微でることから、配当は維持する方針を明らかにしました。

前期比3.4%の減収も、レッドハット好調

第1・四半期の総売上高は3.4%減の175億7000万ドル。リフィニティブ米IBM(IBM.N)は20日、新型コロナウイルスによる不透明性を理由に2020年の通期見通しを撤回すると明らかにした。ただ、同社顧客は新型コロナ危機の影響が比較的小さく、配当支払いは継続するとした。

米IBM、新型コロナ受け20年通期見通し撤回 配当は継続へ

4月20日にIBMの第1四半期決算発表がありました。

買収したレッドハットの効果がみられ、クラウド事業の売上高が伸びていますね。コロナの影響でリモートワークの普及が進めば、IBMのクラウド事業が更に伸びる可能性があります。

以下決算概要です。

  • 第1四半期売上総高は前期比から3.4%減収、アナリスト予想をわずかに下回りました。
  • EPSは1株あたり1.32ドル、前年1.79から急落しました。
  • 調整後EPSに関しては予想を上回る1株あたり1.84ドルでした。
  • コロナの影響を鑑みて、通年ガイダンスを撤回しました。
  • レッドハットの収益は18%増加(前期比)
  • 営業CFは45億ドル
  • フリーCFは14億ドル、配当金も14億ドル

CEOの言葉には、事業投資と配当持続するだけの強力なバランスシート、フリーキャッシュフローがあるという長期投資家にとっては安心できる一言がありました。言葉じゃなんとでも言えるんですけどね。

今季はフリーCF14億ドル、配当金も14億ドルということで、オイオイ本当に大丈夫か?という感じですがあくまで四半期単位ですので、通年でここはチェックしたいところですね。

詳細

【売上について】

Cloud&Congnitive Software(クラウド及びAI関連事業)は52.38億ドル(前年同期49.67億ドル)と上昇をしています。レッドハットはこちらに含まれ、クラウド&データプラットフォームはなんと前年比32%増加でした。

Global Business Services(コンサルティング、アプリケーション管理事業)は前年とほぼ変わりませんんでしたね。

Global Technology Services(インフラストラクチャ、テクノロジーサポート事業)が64.67億ドル(前年同期68.75億ドル)と減少しました。

殆ど変わりませんが、2019年Q1と2020年Q1の売上円グラフを張っておきます。なお、Finance及びOtherは含めていません。

IBM 2019Q1
IBM 2020Q1

【純利益及びEPSについて】

NET INCOME(純利益)は11.75億ドル、前年同期15.91億ドルから4億ドル減少しました。約26%の減少です。

また、EPSは昨年1.79ドルから今年は1.32ドルまで減少しました、同じく約26%の減少です。

【CFについて】

営業CFは44.76億ドルで、前年から約6%減少しました。

フリーCFは13.58億ドルで、前年比20%減少しました。

あまりいい決算とは言えないが……

コロナの影響がまだ軽微だな、という所は売上の減少度合いなどで見て取れます。

名前の通り事業用の機械ソフトウェアを販売する会社ですので、今後提供先の会社が購入を控えるという動きになると思われますので、第2四半期、第3四半期はボロボロ決算になりそう。

クラウド関連事業の売り上げが19%増の54億ドルとなる一方で、企業のIT(情報技術)導入を支援するコンサルティングサービスなどが低迷した。3月に入り、ITサービスの新規導入を見直す動きも出てきているという。1~3月期の純利益は26%減の11億7500万ドルだった。

IBM、新型コロナで業績予想撤回 1~3月は3%減収

一方で、IBMは提供先の7割がコロナの影響が軽微なヘルスケア通信企業だとして、多少見通しについては楽観的に捉えていました。

クリシュナCEOは、リモート勤務へのシフトを背景に同社のクラウドサービスに切り替える動きが加速していると指摘した。

ジェームズ・カバノー最高財務責任者(CFO)はロイターに対し、同社の売上高の7割は、ヘルスケアや通信などの新型コロナ流行の影響が緩やかか、または小さいとみられる産業が占めていると説明。

米IBM、新型コロナ受け20年通期見通し撤回 配当は継続へ

でも残りの三割はコロナの影響が甚大なんですよね……?(震え声)

IBMは2019年第4四半期決算が好調で株価が上昇しましたが、4月20日の決算発表を受けて少し下落しました。現在少し落ち着きを取り戻しており、124ドルとなっています。

昨年は150ドルまでいったんですけどね……😅

現在配当利回りは約5.5%と旨味がある水準になっています。

IBMは現在好調のクラウド&コングニティブ事業を拡大させながら、既存の企業向けソフトウェア、ハードウェア商品の売上を維持するということが求められていると思います。

その点コロナで人の動きや企業の新規購入が減る一方で、クラウド事業は伸びるでしょうから総合的に見てコロナの影響は比較的軽症で済むと見ています。

いずれにせよ、第2四半期、第3四半期は前年比よりも前期比で見ながら、コロナの中でも活路があるかをしっかり見定めていきたい銘柄だと思います。

それではまた次回お会いしましょう。

 

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