【CVX】シェブロン銘柄分析

銘柄分析

セブンシスターズから始まる4つの会社の内、今までXOM,RDS.Bを調べましたが、3つ目はシェブロンです。

投資する上で最も人気があるのがシェブロンという話を聞きました。XOM、RDS.B、CVX、BPの中で最も配当利回りが低いのがCVXです。

基本情報

社名:Chevron

ティッカー:CVX

セクター:エネルギー

S&P:AA

PER:14.83(2019/08/22時点)

ROE:9.58%(2019/06/30時点)

配当金:$4.48(2018年)

スーパーメジャー5位

民間石油メジャー大手(スーパーメジャー)は他にエクソンモービル、BP、シェブロン、コノコフィリップス、トタルがあります。

2018年の売上は

1位ロイヤル・ダッチ・シェル( $3883億 )2位BP( $2987 億) 3位エクソンモービル($2902億) 4位トタル($1841億)

5位シェブロン($1663億)

6位コノコフィリップス($365億)

という順番になっております。

連続増配31年、自社株買い17億5000万ドル

配当重視、長期保有の人間としてこの点は見逃せません。

2018年のシェブロンのレポートの以下の文節を抜粋します。

For the 31st consecutive year, Chevron increased the annual per-share dividend payout. We returned an additional $1.75 billion of cash to stockholders through stock repurchases. In addition, we further strengthened the balance sheet, reducing our debt ratio to 18 percent.

( シェブロンは31年連続で、1株当たりの年間配当を増やしました。 株式買戻しを通じて、株主に追加の17億5,000万ドルの現金を返しました。 また、バランスシートをさらに強化し、負債比率を18%に削減しました。このパフォーマンスは、すべての事業セグメントの勢いを反映しています。当社のアップストリームビジネスは、1日あたり290万バレル以上の世界最高の純生産を報告しました。 )

シェブロン2018年次レポート

自社株買いはまぁ別に、エクソンモービルもしているので、余裕があれば行っているのは別の会社も同じです。

ロイヤル・ダッチ・シェルはその点増加傾向ですね、ここは不安。

増配年数はエクソン37年で、シェブロンもそれに追随する形になります。

他の石油銘柄を圧倒するパフォーマンス

同じく2018年次報告から引用です。

S&P500に負けてるのはちょっと虚しいのですが、それより他です。

どの棒グラフが何処の会社とは書いてませんが、比較対象はBP、XOM、RDS.B、TOTですね。

長期投資するならウチだよ!って感じでしょうか。

この推移が最も投資家に好まれる理由ですね。

チャート

ローソク足がシェブロン、青が原油価格

原油価格と相関性が見られます。

株価が上昇しているので、原油価格が2009年より更に最低値となった2016年でも2009年ほどの株価にはなっておりません。

ただし下落幅など相関性はあるので今後も同じく相関性があると言っていいでしょう。

売上高が完全に原油価格に連動していますが、他の石油メジャーと同じく次世代エネルギーや他のエネルギー事業の開拓を進めています。

うまく行けば石油価格のみに影響を受けることはなくなるでしょうが、どれだけ先のことになるのでしょうね。

【上向きチャート】

石油メジャーのチャートの中で、唯一上向きチャートです。

ほかはボックスレンジの中を原油価格の影響を受けているだけなのですが、シェブロンに関しては強い上向きの傾向を示しています。

キャピタルが期待できる事と、市場が最もシェブロンを評価していることが分かります。

財務諸表

【やはり受ける原油価格の影響】

2009年、2014~2017年は原油価格が下落した年です。

当然のごとく売上が下がりますね。

これは石油銘柄の宿命でしょう。

【高い営業CFマージン】

売上高から生ずる営業CFの率が他の銘柄より高いです。

これは売上にしめる現金流入の割合の高さなので、純粋に効率の良い資金繰りが出来ているということを表しています。

営業CFマージンが高いと独占性があると言われることもありますが(価格支配力が営業CFマージンに影響する)、石油価格に関しては今完全に自由市場と言えるでしょう。

営業CFマージンは全て10%超え、しかも多くが15%超えという形で他の石油銘柄を圧倒しています。

【フリーCFはマイナスになることがある】

エクソンは2005年以降一度もなってませんが、シェブロンは2013年、2015、2016年がマイナスとなっています。

【当期純利益】

実は当期純利益が2016年マイナスになってます。ここ15年近くで最も売上を落としている年です。

これはシェールガス潰しの為の石油価格下落によってボコボコにされた年ですね。

大丈夫、他の石油メジャーもボコボコだから!(^ω^)

中小オイル企業に至っては潰れまくったから!(^ω^)

いや、あの年マジでえげつなかったわー……。

シェブロンに限らず次世代エネルギー含む石油のみへの依存は減らす方針のようですので、他の石油メジャーもこれから原油価格への影響が少なくなるかもしれません。

配当推移、配当性向

2016年はESP(1株あたりの純利益)が先述したとおり純利益マイナスなので異次元な数字に。

何だよ-1589%って。

2015年から2016年の増配は$0.01、もはや意地ですね。長期保有するならこういう会社でしょう。

配当性向は原油価格に左右されるのでそこまで気にしなくてもいいのですが、全体的には配当にはまだ余裕があると思います。

原油価格低下が恒常化することが見込まれていますので、おそらく今後は60~90%くらいを推移するのではないのでしょうか。

ESG投資を意識

「 2018 corporate responsibility report highlights」 というのはシェブロンのホームページから見れます。

※上記リンクから直接PDFファイルが開きます。

個人的にはESG売り圧力があろうが、別に生活インフラのエネルギー源としてのガソリンの地位は数十年じゃ変わらんしと思ってます。

ちなみに印象論かもしれませんが、ロイヤル・ダッチ・シェルやシェブロンはレポートで具体的数字を見せています。

一方でExxonMobilのサステナビリティ報告だと何ていうか、環境配慮への熱心な取り組みは消極的な印象を覚えました。

個人的にはESGはあまり気にしてないのですが、一応強くアピールしているというのは理解して良いのではないのでしょうか。

総括

高い営業CFマージンがある最も市場から評価されている石油銘柄といえます。

また、配当性向の算出の為に必要なESPはロイヤル・ダッチ・シェルやエクソンモービルを圧倒しています。

理由は単純で、発行株式数がほかよりかなり少ないんですよね。

発行株式数が少ないと、一般的に評価が高くなった時に株価が上がりやすいと言われています。

CVXが約20億株、XOMが約40億株、RDS.Bが約80億株、BPが約200億株です。

エクソンもシェブロンも今後投資額を増やしていくと言っていますので、株価が上昇する可能性があるのではないかと密かに思っています。

それ以上に原油価格次第なわけですが……。

個人的には配当利回りを気にするためシェブロンに手を出す事が難しいです、ただリターンにおいて、一番市場から期待されているのはシェブロンであると思います。

それではまた次回お会いしましょう!

※他の石油メジャーの検討記事もあります。

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