【8411】みずほフィナンシャルグループ銘柄分析

銘柄分析

 自分の持っている日本の保有銘柄をこのままホールドするかどうか検討したいと思います。ということで第2弾(前回のJTは第1弾ということで)、みずほFG。取引量が多いみずほFGですがいかに。

基本情報

会社名:みずほフィナンシャルグループ

株価155.4円(2019/8/9時点)

配当金:7.5円(中期、期末ともに3.75円)

配当利回り:4.83%(2019/8/9時点)

三大メガバンクの一つ、みずほです。ATMの緊急メンテが非常に多い会社という印象が多いのではないでしょうか。

みずほ銀行は、富士銀行、第一勧業銀行、日本興業銀行の3つが合併した銀行で、金融管理システムが合併時からずっと三行統一出来ていなかったのを、昨年統合メンテを開始し、今年統合メンテを終わらせたのは記憶に新しいですね。

チャート

みずほ20年チャート

最近はずっと100~200をいききしているかんじですね、2015年あたりに一瞬300円が見えた時期があるくらいかな。

最近世界的に政策金利が低下しているため、どうしても金融株は下がりがちで、みずほFGも2019年1月より更に株価を下げて現在155円です。

PERが現在8.4倍ですが、日本株でかつ金融株はPERが低くなりがちであることを考えるとまぁそんなもんかという感じ。

りそなが6.08、三菱UFJが7.33とむしろPERは下がまだまだ居る感じです。

財務状況

単位は100万円
経常利益、純利益、フリーCFのみ

【経常利益、純利益はまずまずか】

経常利益(いわゆる売上高)は、最近は右肩上がりですね。2007、2008年はリーマンショックで大きく下げていることを考えると、いまだリーマン前の売上高に至れていないともいえますが、

世界的好景気(主に米国ですが)とアベノミクスの影響を受けてという見方ができます(経営状況が良いわけではないとも言える)

【ここ最近の投資CFの異常なプラス値】

有価証券報告書からは以下のようにしか記載がありません。

資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却等により10兆6,074億円の収入となり

みずほFG有価証券報告書(H26.3決算)

他の年度を見ても同様の記載で、かつ投資CFの内訳を見ると大体同じように購入と売却を繰り返しており、売却額が買付け額を上回ると投資CFがプラスになっただけと言えます。

証券売買による偶然の結果か?と思い三菱UFJの有価証券報告書を見てみました(いずれ比較出来る記事を作ります)。

すると、三菱UFJは過去10年で一度(H25年度)だけしかプラスになっていませんでした。

そもそもみずほは、システム移行の関係で投資CFはマイナスになって然るべきなのに、なんで投資CFがこんなにプラスなのか……。

2018年にはマイナスになっておりますが、ここまでずーっと現金を増やして何をしたかったのかよく分かりません。

【ここ最近は配当性向は50~70%】

まだ配当を出せますが、銀行は収益が安定しないのであまりこの数字も当てにならないかなという感じ、ただまだ無理して出している感じではないですね。

その他

【システム移行に巨額損失】

6800億円とも言われる巨額損失を2019年3月(平成30年度)で計上をしました。これはシステム移行にかかる費用を前倒ししたと言え事実この報道で株価が動くことはありませんでした。

もともと平成30年度4期の純利益は5700億円とも言われており、三菱UFJが9500億円、三井住友が7000億円である事を考えると他のメガバンクより一歩下がっている状態です。

しかし、おそらく銀行の覇者を目指しているわけではなく、まずは経営の健全化と、みずほ銀行を永続させるための経営方針が大事でしょう。

【大規模人員削減】

1万9000人の人員削減を発表しています。これは評価できること(というかそれくらい人員過剰)で、とにかく実店舗を削減し、人員を減らしてネットサービスに移行することが銀行界隈の至上命題です。

この点は後発のネット銀行の方が有利ですね。何もない状態からスタートと、人員と実店舗を抱えた状態でスタートでは話が違う。

店舗を約140店舗閉店というニュースがありますが、確実にネットバンキング化への移行を狙っています。

かつては大量の預金を国債などに回していれば良かったのですが、ゼロ金利、マイナス金利導入により、よりコストカットが必要となりました。

【LINE Bank】

これは全体的に言えることですが、みずほも電子決済の流れに乗ろうと必死です。

LINEとの提携、J Coin-pay(スマホ決済)を進めています、スマホ決済はかなりレッドオーシャン状態なので多分負けるでしょう。

LINE-BANKは2020年から開始するネット銀行で、LINEとみずほと提携し提供するサービスです。

みずほの電子決済、ネットバンキングへの移行意欲とLINEの銀行経営のノウハウの欲しさがうまく合致した感じでしょうか。

総評

電子決済の波に乗り、ネットバンキングを主とすることが出来るかが勝負

正直長期投資という会社では無いかなと思います、配当利回りが良いのでホールドでも良いのですが。

とにかく人員削減をさっさと済ませ、実店舗を減らすことが急務でしょう。

みずほの利点はある意味津々浦々にある店舗の存在でした。

みずほなら全国転勤でも大丈夫、的な。

残念ながらその役割はネット銀行と電子決済の流れで間違いなく潰えると思われます。(日本は現金信仰強いけど、多分)

一応売上が下がっていたり、純利益が下がってる、マイナスという訳ではないので何だかんだプラスの利益を出していますので、すぐさま売れという銘柄ではないでしょう。

みずほに限らず、金融株はとにかく各国政策金利が低下しているのが痛すぎます。日本もこれからずーっと低金利だと思います。

政策金利を下げたところで借りたいという需要が増えるのには限度があるので金利を下げる事も出来ず、かと言ってここから上げることも出来ないので特に日本の銀行は苦しいでしょうね。

粉飾決算されているとどうしようもありませんが、今すぐ売れとは言いませんが、いずれ売却して割安になった米国株を買うのもアリかなという感じです。

 

それではまた次回お会いしましょう!

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