【7月】米ISM製造業景況感総合指数は予想を上回る54.2でした!

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50を再び超えた6月を超える好調

米供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業総合景況指数は、2019年3月以来の高水準。受注が一段と堅調になり、在庫が減少したことで、製造業者の間で生産を増やす動きが広がった。

(中略)

  ISMの調査は活動が拡大しているか縮小しているか、横ばいかを購買担当者に回答してもらう形式のため、景気の転換期には変化幅が大きくなりやすい。製造業は全米規模での高い失業率や新型コロナウイルス感染の再拡大、企業の投資削減、世界的な需要の弱さなど数多くの困難に依然として見舞われている。

米ISM製造業景況指数、19年3月来の高水準-受注が一段と改善

何度も言ってる事ですが、米国経済クソ強ですね……。

ていうかコロナ前より数値が良くなってます。

ISMは総合指数だけではなく、個別指標を見て判断すべきではありますが、ISMのレポートにあったチャートを見ると、2019年3月以来の数字で、コロナ直前どころではない高水準の数字であることがわかります。

米中貿易摩擦で経営者心理が悪化してた昨年8月以降なんて比ではないくらい改善されています。

個別指標

新規受注は56.4→61.5と増加

受注残も47.6→50.4と増加

顧客在庫は44.6→41.6と減少

していることから、市場にある製品が売れ在庫が減ったので発注をしているという形が見て取れますね。

非常に良いサイクルだと思います。

また入荷遅延は56.9→55.8といまだ遅延気味ながらある程度解消がされています。

経済封鎖中は、コロナで移動制限がなされ製造もままならないという状況でしたが、上記新規受注、受注残、顧客在庫を見る限り、今回は受注が多すぎて多少入荷が遅れていると見て良さそうです。

つまり正常な意味で景気が良いと見て取れる遅延なわけですね。

ISM製造業景況感指数の入荷遅延チャート

一方で多少回復しましたが雇用は42.1→44.1と弱々しい感じが続いていますね。

ISMのレポートを見ると、18の製造業のウチ、7月に雇用が伸びたのは5つの産業のみだったようです(①洋服、革製品関連②印刷③家具④プラスチック、ゴム製品⑤コンピュータ、電子製品)。

雇用の回復の遅さが気になるところです。

反動で高く出ている可能性もある

過去一年の米国新規失業保険申請件数の推移を眺めると、未だ高い水準でとどまってしまっているのがわかります。

まして7月の後半には増加傾向も見えており、失業の流れが未だ途絶えているとは言えず、景気が戻る前に企業体力が尽きて解雇者が増えてしまうと、最終的には消費者心理が最悪になってしまいかねません。

ISM製造業景況感指数の数値が好調なのが

①実態として景気が回復しているため

②コロナによる規制の反動で一時的に需要が出ている

のどちらなのか、正直現状判断ができないと思います。

もちろん個人的には①であって欲しいと思うし、そう思えるような個別指標だったと思います。

米国の第2四半期GDPは-32.9という恐ろしい数字でした、ダントツ過去最高の下落幅。

これは個人消費が一時的にとは言えコロナで落ちたからに他なりませんが、未だ改善傾向が見えない雇用を見るとどうにも、ここまで好調なISMが本当なのか?と疑いたくなりますね。

第3四半期のGDP、今後の雇用状況といろいろ注目する指標が多いですが、慌てず冷静に投資していきたいと思います。

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

※関連記事です

6月のISM製造業、非製造業景況感指数です。どちらも4月を最低にし、5月以降復調傾向ですが、復活が早すぎるような気がしないでもない。

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