【4月】米ISM製造業指数は生産が大きく減少―各社決算も見通し悪し―

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4月のISM製造業景況感指数は41.5でした。項目を見ると、特に先行指数である新規受注が大きく減少し、また生産も歴史的な減少を見せました。4月は株価が上昇しましたが、ISMは非常に悪かったです。

4月のISM製造業景況感指数は41.5

米供給管理協会(ISM)が1日発表した4月の製造業総合景況指数では、主要項目のうち生産指数が1948年の統計開始以降で最も大幅に低下した。新型コロナウイルス感染拡大による経済への打撃で生産が落ち込み、大幅な雇用減をもたらした。


米ISM製造業景況指数、生産が1948年以来の大幅な落ち込み

4月のISM製造業景況感総合指数は、41.5でした。エコノミストの予想中央値は36でした。

先月と同様、ISM製造業景況感指数を構成する各指数のうち、「入荷遅延」指数がプラスに作用してしまっていることが、実態より高く数字を出ているのは3月分と同様ですね。

製造業景況指数はエコノミスト予想ほど落ち込まず。発注から納品までの時間を示す入荷遅延指数が一段と伸びたことが作用した。通常なら同指数の上昇は需要の高さを示すが、今回の数字が1974年以来の高水準となったことは、新型コロナの影響によるサプライチェーンの乱れや事業閉鎖を反映している

米ISM製造業景況指数、生産が1948年以来の大幅な落ち込み

ロックダウン、移動制限の影響で工場閉鎖が影響していますね。

コロナの影響で、潰れたり一時的に工場を閉鎖したりしていれば、当然供給量は減少します。

新規失業保険申請件数もコロナの影響が出始めてから3000万人に近づいていますし、労働者が減ればそれだけ労働者が生産する物の供給量も減るということでしょうか。

ISM非製造業景況感指数にも要注目ですね、先日Amazonが株価最高値更新したのは記憶に新しいです。

先行指数項目は軒並み悪化

さて、ISM製造業景況感指数の各項目の詳細を見ていきましょう。

April 2020 Manufacturing ISM

項目別に見ると、先行指数である新規受注が-15.1と大きく下落し、在庫が+2.8と増加していることがわかります。

受注が減少するなか、在庫は増えてしまっているため今後も受注が減少することが見込まれるということですね。それに呼応するように生産は-20.2と大きく減少。

コロナで移動制限が課されているため、生産業であれば紙や食品、日用品くらいしか消費が維持されないのではないでしょうか。

生産がままならず、入荷遅延指数だけがさらに上昇し76.0となってしまっていますね。

米国外からの輸出受注も、世界的なロックダウンの影響が見え、-11.3とさらに下落しました。

決算では各社軒並み見通しを下方修正し、株下落

1日の米株式相場は続落。新型コロナウイルス感染拡大を受けた利益予想の下方修正や、米中間の緊張の高まりが嫌気された。リスクオフの地合いとなる中、ドルは上昇した。

  S&P500種株価指数は3%近く下落。週間でも値下がりとなった。アマゾン・ドット・コムやアップルが新型コロナの影響について厳しい見通しを示したことも手掛かり。エクソンモービルは急落。決算が少なくとも32年ぶりの赤字となったことが嫌気された。

【米国市況】株下落、週間でも値下がり-企業の業績見通しを嫌気

トランプ大統領は米中貿易戦争だけではなくコロナも中国攻撃。

まぁ今回ばかりは中国を批難したい国は多いでしょうね、ウイルス発生を批難するのではなく、それを隠したことによる批難ですね。

昨年12月には台湾がWHOへ注意をしていたのに無視したという情報も聞きましたが、まぁ一個人にとっては何が真実か不明なのでスルー。

 

4月の中旬よりQ1決算の発表がスタートしましたが、案の定コロナの影響を各社不安視してガイダンスを取り下げもしくは下方修正する企業が目立ちました。

私も保有銘柄の決算をチェックしているのですが、全ての企業がコロナの影響についての会社の取り組み、影響、見通しについてふれています。見通しは得てしてネガティブですね。

記事にある通り、AmazonやAppleも見通しについてはネガティブにならざるを得ません。

ネットサービスももちろん影響ありますよね、だって消費者の支出元の給料がこのありさまなわけですから(とは言えやっぱり強いですよね)。

今後さらにコロナの影響が表れてくる

株価は現在このような動きになっています。3月末のそこから転じて4月は上昇トレンドでした。

いやなんでやねん(;^ω^)

上昇する要素としては、コロナに関する制限緩和、経済再開見込みでしたね。あとはFF金利0%にしたのが効いていると思います。

コロナの感染者数の推移については、感染拡大率こそ下がりましたが、感染拡大自体は常に続いています。

そろそろ頭打ちになってもいいはずなんですが、そうはなりませんね。

1次関数のように直線で上昇していっています。

当初は二次関数のように跳ね上がって拡大していたので幾分かマシになってますが、ここまで収束が見えない国もすごいですね、制限の効果が全く見えません。

いま絶賛ヤバいのがロシアとインドでしょうかね、爆発的に増えています。

 

4月はずっと株価が上昇トレンドでしたので、もしかして二番底こないんじゃないかとも思ったのですが、やっぱりくるんじゃないかなと思います。

アノマリー的にはセルインメイと言われて5月から9月はバケーションシーズンのため市場参加者が少なく株価は下がりやすいとも言われます。

一方ですでに4月は経済封鎖をしてまで人の移動を制限しましたので、バケーションに入らなくなる=セルインメイが効かなくなる、という考え方もできます。

もう分からんね。

ただ、今回のISMを見ても見通しがいいとは到底言えません。もしかしたら、感染覚悟で封鎖解除するかもしれませんね。

経済的に死ぬか、感染して死ぬかの2択のようなもんですし。

おそらく市場は感染覚悟のノーガード制限解除は全く予想していないはずなので、この場合の動きも不明ですね(個人的には上昇すると思いますが)。

私としては、以前から記事にしている通り二番底はやっぱり来るのかなぁと思いながらも定期的な積立投資をしていきたいと思います。

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

※関連記事です

3月のISM製造業、非製造業景況感指数の記事です。3月より案の定低下しましたが、3月は4月と同じく入荷遅延指数が大きく誤作動しているのがわかります。

二番底検討記事です。ネガティブニュースにはあまり反応していないのが、織り込み済みなのか、見定めている最中なのかが全く読めませんね。

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