【本当に?】米中貿易戦争、通商協議で部分合意、収束か

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・米中通商協議で、部分合意が発表。10月15日の対中関税は延期。

・これを受けて、ドル円レートは円安、リスクオンムードになりドル安にもなった。VIX指数は15に低下。

・来年の大統領選挙に向けて一応格好をつける一歩になる

・とは言え、リセッションへの警戒は緩めるべきではない

米中通商協議部分合意

ロイター通信より一部合意のニュースが出ました。

トランプ米大統領は11日、米中が「第1段階」の通商合意に達したと発表し、前日から2日間の日程で行われていた両国の閣僚級通商協議が部分合意に達したことを明らかにした。 今回の「第1段階」では中国による米農産品の大規模購入のほか、一部の知的財産権、為替、金融サービスの問題などについて合意。さらに米国は15日に予定していた対中制裁関税引き上げを見送る。

米中、通商協議で部分合意 農産物や為替など 対中関税見送り

米中貿易戦争を仕掛けたトランプ大統領の目的は

①台頭する中国を叩き潰し、米国第一主義、世界の覇者たる地位を堅持

②知的財産、技術の窃盗問題

③大きい貿易赤字

の解消にあります。

その対策として、中国から膨大な買い物に対する関税をかけることで中国を従わせるという意図でしたが、メンツ主義の中国としては全く折れなかった経緯があります。

トランプ大統領はTPP不参加の経緯から、米国内における農産業からの支持を得るために、第一に農産物の購入を他国に圧力をかけています。

今回は、そのうちの農産品についてと、一部の知的財産についての目標に近づいたわけですね。

今までのトランプ大統領のツイートで左右される相場と異なり、”合意”した部分はかなり市場から好感されています。

市場はリスクオンムードに

VIX指数はこれを受けて一気に低下、15まで下がりました。つい先日まで20だったのがすごいですね。

また、ドル円レートはこれを受けて、一気に107.9円から108.5円まで吹き上げました。

青:NYダウ オレンジ:S&P500

NYダウ及びS&P500も上昇しました。

市場はこの報道を受けて完全にリスクオンムードになりました。新興国通過の買いが入ったりしてます。

米中貿易戦争は、とにかく世界経済を低下させる一つの懸念だったがため、かなり好感されました。

あとオマケ……というわけではないのですが、ブレグジット問題も多少進展しています。

英国のEU離脱(ブレグジット)を巡っては、EUが離脱協定案を巡る合意に向けて今後数日踏み込んだ協議を行うことで英国と合意したと表明。EUのバルニエ首席交渉官と英国のバークレイ離脱担当相はこの日の会談について、「建設的な」話し合いだったと評価した。

ドル指数3カ月ぶり低水準、米中協議進展などで需要低下=NY市場

現在世界経済の大きい懸念材料は、米中貿易戦争及びブレグジット問題です。

米国、中国、EUはまさに世界の中心経済圏ですから、これらへの不安材料が売りにつながるのは当然です。

逆に言えば、これら懸念材料がなければもっと株価は上昇していたと言えますね。

トランプ大統領はTwitterで早速中国を褒めていました(笑)

中国貿易会議で良いことが起こっています。昔よりも暖かい気持ち。今日は副首相と会談します。重要なことが起こることを皆が望んでいます!

Google翻訳

中国取引の素晴らしい点の1つは、さまざまな理由で、非常に長く政治的に複雑な議会承認プロセスを経る必要がないという事実です。取引が完全に交渉されたら、私たちの国に代わって自分で署名します。早くてきれい!

Google翻訳

めっちゃ褒めてる、わかりやすい奴ですね……。

なにはともあれ、トランプ大統領は米国大統領選挙という一大イベントを来年の11月に控えています。

米国では、経済第一のトランプ大統領への賛同者もいれば根強い反感を持つ支持者も居ます。

トランプ大統領としては、とにかく支持を集めたい格好ですから、今の段階から出口戦略を描かなければならないということでしょう。

リセッションの兆候は各所から見られるから油断すべきでない

2019年10月現段階で、そもそもEU、中国は完全にリセッション入りしています。

金融緩和ドバドバやってるし(日本は金融緩和したくても出来ない状態ですね)。

唯一米国だけが指標上まちまちといった感じですね。

労働市場は依然として根強く、米国GDPの大半を賄う個人消費はまだまだ底堅い感じです。

一方でISM非製造業景況感指数すら低下し始めており(50は上回っていましたが)、リセッション入りしててもおかしくありません。

そもそもリセッションしていたかなんていうのは、後で全米経済研究所が後出しジャンケンで判断することですから、分かりっこないのです。

油断すること無く、しかし景気後退しない可能性も考慮し、少しずつ積立投資を行っていこうと考えます。

それではまた次回お会いしましょう!

※関連記事です。

現在トランプ大統領は弾劾訴追の可能性があります。しかし、上院で訴追決定(罷免)されることは無いでしょうから、株価に影響は与えないでしょう。

米国の9月のISM非製造業総合景況感指数は予想より悪かったです。いまだリセッション入りに不安が拭えません。

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